8月25日の日経春秋から
事件の報道に「防犯カメラ」が目立ち始めたのは1970年代の半ばごろだ。最初は金融機関での強盗や詐欺の話が多い。当時の新聞の見出しを拾えば、「カメラがバッチリ」とその効果を伝えるものや「写らなかった!」と嘆いているものなど様々あって、興味深い。
▼存在を強く印象づけたのは84年のグリコ・森永事件。スーパーのカメラがとらえた野球帽姿の不審な男の映像が公開され、話題になった。いまやカメラは捜査に欠かせない武器である。大阪府寝屋川市の中学1年生の男女2人が遺体で見つかった事件でも、死体遺棄の疑いで捕まった男を割り出したのは防犯カメラだった。
▼この事件では容疑者だけでなく、深夜から未明にかけて商店街を行き来する被害者2人の様子もカメラが映していた。その映像が繰り返しニュースで流された。まだ幼さの残る姿。体力も経験も乏しく、社会に潜む悪意に気づいていないであろう2人を、この後凶悪な事件が待ち受けていたのだ。そう思うと胸が痛くなる。
▼捜査に役立つカメラも、名前に付けられたほど「防犯」には期待できない。地域や社会のつながりが薄れ、お互いを見守る力が弱くなったと言われて久しい。子どもたちを守り育てるのは、大人の優しく厳しいまなざしだろう。行く当てもなく街をさまよう子どもを見つめているのが、カメラだけというのでは悲しすぎる。
世の中には基地外やオオカミがいるんですね
怖い話です
今回の寝屋川の事件も早急に解決に至りそうですが
不幸な結末です
監視カメラが解決の糸口になってますが
抑止にはなってないんですね
人間のクズには意味がないのでしょうか
昔、会社の営業所の近くの高架下に
死体があって
どうも捨てられたようだってことで
営業所に刑事が来て、会社の監視カメラのデーターを
持って行ったことがあったなあ
それが決め手かどうかわかりませんが
ほどなく犯人が捕まりましたがねー
しかし、世の中にはわけのわからん奴がいます
人の心には何が潜んでいるかわかりませんからね
筒井康隆の小説の家族八景シリーズで、
人の心の読める七瀬が、電車に乗っていて
七瀬のことをねめまわし頭の中で犯してる男を鬱陶しいと思い
隣の車両へ移ろうとするのですが
まだこんなやつは、序の口
隣の車両には、もっと恐ろしいやつがいるかもしれない
っていう話が書いてありましたが
ほんまそれ、人間の皮をかぶった悪魔がどこにいるかわかりません
そんな悪魔と出くわさないことを
願ってます
どこかの国のように、犯罪者にはGPS埋め込んで
管理してほしいですね