年に1回真面目なことも書くのだ
昨年8月11日日経の社説
御巣鷹30年を機に空の安全を高めたい
お盆の帰省シーズン、満員の乗客を乗せた日本航空のジャンボ機が群馬県の
「御巣鷹の尾根」に墜落したのは、1985年の明日のことだ。
520人の命を奪い単独機の航空機事故として今に至るも世界最悪の大惨事となった。
「空の安全」を改めて考えたい。
あれから30年、日航だけでなく全日本空輸やスカイマークなど日本の定期航空会社は
1件も死亡事故を起こしていない。
乗務員や整備員、管制官など関係者の努力のたまものと評価したい。
だが、安全に終わりはない。今年4月には広島空港で韓国アシアナ航空機が着陸に失敗した。
滑走路から大きく外れた機体の映像を見て、ドキリとした人も多いだろう。
7月には調布飛行場を飛び立った小型プロペラ機が民家に突っ込む衝撃的な事故も起きた。
世界的に見ても、国際民間航空機関(ICAO)によると、
順調に下がってきた飛行回数当たりの死亡事故の発生率が過去10年ほどは下げ止まっている。
世界全体の飛行回数が今後さらに増えるのは確実で、
事故率が一定なら、事故の総数は増えてしまう。憂慮すべき状況である。
空の安全を高める方策は大別して2つある。
ひとつは技術的な改良だ。これまでも対地接近警報装置や
空中衝突防止装置の普及が安全性向上に寄与してきた。
いま注目されているのは緊急時の運航支援だ。
飛行機の一部に深刻な不具合が発生しても、ビッグデータ技術などを活用し、
機体の姿勢やエンジン出力の最適解を探り当て、
何とか飛び続ける技術である。
「落ちない飛行機」が実現に近づくことを期待したい。
もうひとつは人的・組織的な取り組みだ。
今年3月の独ジャーマンウイングス機の墜落事故は副操縦士の精神疾患が原因という疑いが強く、
各航空会社がパイロットの心身両面の健康管理に万全を期すのは当然である。
加えて、運航や整備、管制の現場で「ウソをつかない文化」「ミスを隠さない文化」の醸成が必要だ。
ミスを隠せば原因が放置され、他の人が同じミスを繰り返し、大事に至る恐れがある。
国土交通省は昨年、安全情報の自発報告制度を導入した。
運航乗務員や管制官からヒヤリとした事例の報告を集め、
会社や職種の壁を超えて共有する狙いからだ。
惨事から30年、空の安全性をさらに高める一歩を踏み出したい。
転載ここまで
毎年この時期に読み直したくなる小説
「クライマーズ・ハイ」
「沈まぬ太陽」
日航機事故を題材にした小説です
是非お読みください。
私は、飛行機が好きです
憧れです
時間短縮とか便利だから以前の生理的な欲求から
空の上からの景色に憧れます
でも危険な乗り物だったら乗らないでしょうね
車よりも安全な乗り物っていうことを
信頼して乗るのです
本当にそうなのか?
いざ自分の乗った飛行機がトラブルになったら?
自分だけはそういう目に合わない
自分だけは助かる・・
それは、根拠のない自信・・
信頼を裏切らないでほしい
記憶を風化させないよう
実際の遺書の1篇を送ります
マリコ
津慶
知代子
どうか仲良く がんばって
ママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因は分らない
今五分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様 たすけて下さい
きのうみんなと 食事をしたのは
最后とは
何か機内で 爆発したような形で
煙が出て 降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりた(の)んだぞ
ママ こんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今六時半だ
飛行機は まわりながら
急速に降下中だ
本当に今迄は 幸せな人生だった
と感謝している