8月10日の日経「春秋」に面白い話が
江戸時代後期の寛政年間に刊行された「機巧図彙(ずい)」は、
からくり人形の仕組みを図解した本だ。
ぜんまい仕掛けの「茶運び人形」、手足が糸で連動しトンボ返りをする人形……。
細川半蔵という発明家が書いた。人気を呼び、江戸に続き大坂や京でも出版されたという。
▼昨秋出た「完訳からくり図彙」(村上和夫編訳)という現代語訳をみてみよう。
人形の構造のほか部品の図もあり、実に精密だ。
作り方も注意点を交え丁寧に説明している。
著者のものづくりへの熱意は相当なものだったとわかる。
と同時に驚きなのは、こつこつと身につけたであろう技術を、
思い切って公開したことだ。
▼森島中良という蘭学者による序文は次のようにいう。
「この本の内容は、まことに子供の遊びに等しいが、
読者の理解の仕方によっては、新しい発想や発明を生み出す助けともなるだろう」。
出版には人々の技術への関心を高める狙いがあった。
細川が技の開示をいとわなかったのは良心的な啓蒙書をめざしたからだろう。
▼知的好奇心を刺激された人たちの中からまた技術者が生まれる。
日本の製造業が成長したのは担い手を社会が育ててきたからでもあろう。
からくり人形の伝統が息づくといわれる日本のヒト型ロボットは今、
技術開発競争で海外企業の激しい追い上げに遭っている。
若者の技術への好奇心に火をつけることも怠りたくない。
転載ここまで
これを読んでふと思い出したのですが
昔、小学生のころ異常に流行った本があったんですよ
「おもちゃの作り方:石川球太著」
21世紀ブックスっていう新書サイズの本です
昔書いたかもしれんけど、
ネタないし、なんどでもおんなじことを書くのだ
中身は、漫画仕立てで
輪ゴム鉄砲や水鉄砲、竹とんぼにポンポン船、など
手作りのおもちゃの作り方が書いてあるんです
昔は、竹やかまぼこ板をカッターやナイフで削って
おもちゃを手作りしてたんですよね
北千里の駅に「マッハ」だったか
模型店があってね、そこで木材やバルサの板、
ピアノ線、ニューム管なんかを売ってたなあ
竹なんか、近所の山にいったらいくらでも落ちてた
千里は昔、竹藪だったんだよな
そんなことはどうでもいいんです
また、この本がいい加減な本で
絵はかいてるんですけど、サイズ感がまったく書いてないw
んで、適当に真似して作るんですけど、うまく動かないケースが多々あった
夏休みの宿題で、羽ばたく飛行機を作ったんですけど
部品の大きさがわかんなくて
適当に作ったら、動きがぎこちない
原因がまったくわかんなかった
でも根がいい加減だから、そのまま提出したったw
そしたら、それを見た技術の先生が
「このカム(連結の部品)の大きさがわるいんじゃない?」って
そして、言われた通り直したら、スムースに動いた
感動しましたね
今の子供たちはそんな感動に出会えるのかな?
追記
興味のある方は拙ブログで「おもちゃの作り方」を検索願います