ぶろぐ猫の目

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池井戸潤 七つの会議  面白かったっすよ

2016-04-11 04:29:28 | 読んだ本の紹介

七つの会議
池井戸 潤

池井戸潤はやっぱ面白いですね

あらすじ

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を

“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、

歳上の万年係長・八角だった―。

いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?

パワハラ委員会での裁定、

そして役員会が下した不可解な人事。

急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、

万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。

どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電と

その取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。

だが、そこには誰も知らない秘密があった。

筋書きのない会議がいま、始まる―。

“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

とまあこんな感じ

クライム・・犯罪小説?

それにはちょっと疑問ですけど

なかなか読ませました

何気ない、よくある会社のパワハラ問題で幕開け

「ねじろく」というネジ会社の下請問題

ああいつもの勧善懲悪系の経済小説か~

面白いじゃんっておもってたら

ネジをキーワードに思わぬ展開になります

ここから先はネタバレ注意

まずは読むべし


この小説に出てくる八角という万年係長

作者もたいていの読者は彼を評価して、

英雄扱いしてるむきがあるんですけど

なんか違うんだよなあ

わしの目からみたら

どこの会社にでもいる、お門違いの正義感をもったクレーマー

自分の価値観で自分の正義をおしつけて

手段を選ばず、正義の鉄槌を下そうとするやつ

勘違い野郎ですわ

うちの会社にもいるんですわ

なんにも仕事しないしできないけど

お局と化している気違い豚

仕事をさせようとすると、きーきーわめき

人の3倍は休憩し、鼻くそをほじり

偉そうに若い女の子をいじめるやつ

仕事をしないできないくせに

自分は出来ると思い込み

正当に評価されないと陰でわめく

あげくに

上司のあらを探しては、

その上の上司に

「●●課長は、就業時間中寝てます!」とか

「●●課長は、交際費を乱用してます!」とか

告げ口して、正義の裁判官を演じてますわ

だれもあいてにしないんですけど

本人は大岡越前気分なんでしょうな

この小説の八角もそういったタイプの人間の臭いがして

ちょっと巷の評価とちがうんだよなあ

まあ、一回読んでみて~

コメント (2)
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