ビール暗号ってご存知?
時は1820年1月
アメリカバージニア州のワシントンホテルに1人の男がやってきます
名前をトマス・ビール
2年後、再びホテルに現れたビールは、ホテルの主人モリスに
鍵のついた鉄の箱を預けます
しばらくしたらビールからモリス宛に手紙が届きます
その箱には、私と大勢の商売仲間に関する重要書類が入っています。
どうか用心してその箱を守り、くれぐれもなくしたりしないようお願いします。
仲間が1人も戻らなかった場合、あなたはこの手紙の日付から10年間
その箱を保存してください。
もしその10年間に、私、または私に委任された人物が返却を求めなければ、
あなたは錠前を壊して箱を開けてください。
箱の中には、あなた宛の手紙が一通と文書が何枚か入っていますが、
手がかりとなるものの助けがなければ文書を読むことはできないでしょう。
その手がかりとなるものを、私は封印してあなた宛にしたうえで、
この土地の友人に預けました。
その封書は1832年の6月以前には配達されないことになっています。
その手がかりを使えば、我々があなたにお願いしたいことは伝わるはずです。
モリスは10年待ちますが引き取り手は現れず
解読のための手紙とやらも届かず
モリスは、忘却してました
結局モリスが鍵を開けたのは、1845年のことでした
中に入っていたのは
3枚の暗号と手紙
その手紙によると、
サンタフェの北250〜300マイル付近で金・銀を発見した
仲間とともに付近を掘り進め、莫大な財宝を入手した
財宝はヴァージニアに持ち帰り、秘密の場所に宝を埋めた
財宝を隠すにあたって、信頼できる人物に各人の分け前について
書かれたものを託すことにした
ですって
1枚目がお宝の隠された場所
2枚目がお宝の中身
3枚目がお宝の所有者
ですって
ちなみにモリスは暗号を解読できず
匿名の男性に託したそうです
匿名の男性は、2枚目の「お宝の中身」について解読をします
文書の番号をある文書に照らし合わせると・・・
なんと、その文書は「アメリカの独立宣言」だったそうです
最初の番号115が示す独立宣言の115番目の単語は
institutedということで、「i」とのこと
こうして読み解くと
ビュフォードの店から4マイルほど離れたベッドフォード群の採掘抗で、
地面より6フィートほどの深さに以下のものを埋めた。
所有すべき者の名を、同封の文書3に示す。
最初の埋蔵物は1014ポンドの金と3812ポンドの銀で、
埋蔵の日付は1819年1月である。
第2の埋蔵物は、1821年の12月に埋蔵したもので、1907ポンドの金、1888ポンドの銀、
そして輸送の安全のためにセントルイスで銀と交換した宝石類1万3000ドル相当である。
上記の金銀宝石類を、いくつかの鉄の容器に入れ、
やはり鉄のフタをした。
採掘抗は粗い石垣のようになっているが、
容器はしっかりした石の上に置き、さらに石を積んで覆い隠すようにした。
第一の書類には採掘抗の正確な位置を書いておいたので、
容易に発見できるであろう。
ですって
そして肝心のお宝の隠し場所ですが
それはまだ解読に至っていないそうです
いままで100年以上、野心家のトレジャーハンターが
解読い挑戦してるらしいですが
未だ誰も解読できずにいるそうです
興味のある御仁がおられれば
「ビール暗号」で検索して
実際の暗号文の解読に挑戦してみてはいかがか?
こういう話って、妙に好奇心を刺激しますね