記念日 anniversary 香納諒一
康太郎さんおすすめの香納諒一の本を探しましたが
見つからず、これを読んでみました
あらすじ
皆、嘘をついている。
記憶を無くした状態で、横浜中華街の安ホテルの一室で目覚めた男。
そばには、アンと名乗る女がいた。
男が車から投げ出されたところを偶然見かけ、助けたのだという。
俺はいったい誰なのか。
なぜ、そんな目に遭ったのか。
記憶を取り戻すべく男はアンを頼りに行動を起こすが、
得体の知れぬ複数の組織が男を陥れようと蠢き出す──。
結構分厚い本で読むのに時間がかかったw
自分が何者かわからない。名前も国籍もわからない
でも日本語をしゃべり中国語もわかる、英語も問題ない
いったい自分は何者なのか?
わからないまま、横浜の街を歩くと
日本の警察、中国マフィア、CIAが男を追う
必死で逃げながら、記憶の糸をたどるが・・・
とまあこんな感じのハードボイルド小説
登場人物が多すぎて場面が右往左往するし
そのくせ、男が騒動に巻き込まれる動機が弱すぎて
感情移入できない
追いつ追われつ、危機に遭遇するが
同じことの繰り返しでページを稼いでいる感はんぱない
その割に、うまいこと危機を脱する
あっそうっていう感じ
しかしラストの展開は面白かった
そう来るだろうなって思ってたら
思った通りになって、納得。
今度は康太郎さんのおすすめの本を読んでみたいです