たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

温泉の変遷

2007-05-02 21:23:34 | 現実
やっとGW休み。

30日に日本海側の久美浜温泉に行き一泊。
念願の、「露天風呂つき部屋」である。しかもココには「足湯」まで付いている。
その上夕食は鮑と鯛のしゃぶしゃぶである
期待度高し

4時間ほどのドライブで久美浜温泉へ。周りは畑と田圃ばかり、遠くに久美浜湾を望む超~田舎。のんびりした所である。
旅館はもともとは小さな民宿だったらしく、増築した新しい建屋に部屋はあった。
お風呂もきれいで気持ちよく、夕食もばっちり
いろいろ工夫された美味しい料理が出た。
ただし、しゃぶしゃぶより宿のおじいさんが作っているという葱のほうがおいしかったが。

部屋つきの露天は、木の塀で周りを囲い(囲ってなかったら畑から丸見えだから当然だが)屋根もついている。
と言うわけで空は1メートルくらいの幅しか見えないのだ。

…よく考えてみたら露天の意味があるのか???

お風呂に浸かってた時は気分よく、「ああ露天風呂はいいなあ…」な~んて思っていたのだが…
ここまで囲われていたら別に普通の建屋の中に個室お風呂があっても変わらないのでは
と後で気づいた。
隙間風の入るお風呂に入ってるのと大して違いはないのでは???と考えるとおかしくて、笑ってしまった
昔北海道のどこかで入った露天風呂は、正真正銘露天、向かいは山しかないので囲いも屋根も無く、冬だったので雪が舞っていたものだが…


他の旅館では、貸切露天に時間決めで入るようになっているところも多い。何軒か行ったが、やはりいくつか作ってある個室の一つなので小さいし、大開放!という感じではなく、木を植えてあったり囲ってあったり…屋根もきちんと付いている(外の空気が気持ちよい、というのはあるが)
そうまでして露天にするのは、やはり日本人は露天風呂好き!だからなのだろう。


露天もそうだが、プライベートな空間、というのも最近の温泉のウリのように思う。
部屋食、とか、カップルプラン、レディースプラン、という部分を打ち出しているところがとても多い。

私が子供の頃の温泉と言うのは、大勢でぞろぞろ行く事が多く、宴会向けの場所だった
カップルとか、女の子同士で温泉、というのはあまりなかったと思う
家族旅行で行ったとしても、もちろんお風呂は別々の大浴場、それも男性用は広く、女性用は狭く、という造りが普通だった。(たまに「家族風呂」というのがあったけれど)
宴会というとどうしても会社つながりが多く、つまりは男性が温泉客の多くを占めていたからだろう。
今どき女性用を狭くしたりしたら集客は不可能に違いない
大浴場だけ、というのも、小さな旅館ではアピールしないだろうし。

他の人と会わず、一緒に行く人(達)とだけ過ごせる、と言うのは魅力だと私は思うし、そう思う人が増えているのだろう。

なにはともあれ、上げ膳据え膳でくつろいで過ごせるのは良いものだ




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする