たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

紫陽花の道・京都哲学の道

2011-06-24 01:59:27 | 現実



大変な大雨の翌日、京都へ写真撮影に。
先日の長谷寺の紫陽花はまだまだだったので、他の「紫陽花の名所」を求めて検索していたところ、哲学の道は近所の方々が植え、手入れをされている紫陽花がたくさんある、との記事に遭遇。
あまり歩き回る時間もないので、哲学の道くらいなら南禅寺方面からあまり時間もかからずに行けるだろう、それに南禅寺の水路閣上の、お気に入りの小道にも行けるし…。

京阪京都三条駅から蹴上へ地下鉄を乗り継ぐ。
ここからは、トンネルを通って、水路閣までつながる水路脇の道に行ける。うっそうとした林の中だが、気持ちの良い散歩ができるのだ。

実はここは、瀬戸内寂聴さんの小説に出てくるのである。
京都の町でずっと年下の男の子と知り合った女性が、その男の子が教えてくれるままについていって、「こんな場所があるのか」と驚く、というシーンである。
設定では、その子は以前、子供たちに教えてもらい一緒にそこで泳いだ、という話になっている。

さて、久しぶりに訪れてみると、トンネルをくぐったはいいが、水質研究などしてそうな足場のある、小さな人工池が見当たらない。その足場を渡っていくと水路になるのだが…。以前訪れたのはずいぶん昔の事なので、建物など変わっているのかもしれず、迷うよりはと大通りに戻り、ごく一般的な、豆腐屋さんの並ぶ通りから南禅寺に入る。

月曜なので人気は少ない。

しかしこの湿気!!

木が多いせいもあるが、空気が蒸れている、と言う感じ、まるでミストでも浴びるような。マイナスイオンたっぷりでさぞ体にはよいだろう。気温も高くはないので、蒸し暑くて歩き回るのがしんどいというほどではない。
右奥の水路閣。
いつ見ても、どうしてこれがお寺の中に?という西洋風の造り。色あせているのでしっくりはしているのだが。

陰にある石段を登ると、水路に出た。



右は水流の早い水路(狭いけれど)、左は崖、うっかり足を滑らせると落ちそうな狭い小道。
左側に墜落したら下はなんとお墓である。

この水路はずいぶん昔から、琵琶湖の水を京都に運んでいるのだ。
近くにある有名な「瓢亭」などでも、この水路から庭に水を引いているそうだ。

あとでネットで調べてみると、この水路は反対側、柵が出来たようで、私が行ったコースはもうたどれなさそうだ。残念だが。


さて、哲学の道まではせいぜい徒歩でせいぜい20分というところ、歩いていってみる。

雨上りの梅雨空のせいか、「哲学の道ってこんなに暗かったっけ?」と思う位うっそうと木立が。こんな感じだったかな?

私が以前来たのは桜が終わるころ、あまり木の多くない銀閣寺側を主に歩いたからかもしれない。




記憶にある通り、猫がたくさんいる!
以前もこのあたりに猫が会議をしていたのだ。(猫はよく夜中などに集まって会議をしているものだ)
この様子だと、餌付けをされているようだ。


そして、「鴨はいるかな?」
以前仲良く泳ぐ、マガモのカップルと前後しながら哲学の道を歩いたのだ。



あ、やっぱり。(別のカップルではあろうが)
今日は仲良く、岸に上がって紫陽花を眺めているようだ。
2メートルほど近くに寄って、写真をパチパチ撮っても平気な顔をしているのはどういう事?
観光客慣れ、写真に撮られ慣れしているのだろうか。

ふと、知床半島近くで会った「キタキツネ」を思い出した。
「飼われてるのか?」と思う位人馴れしていたものだ。

マガモのオスは本当にきれいな色合い。紫陽花と好対照だった。


デジブック 『南禅寺から哲学の道へ』
コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (KATSUMI)
2011-06-24 05:55:18
京都哲学の道・・・
一度、四季を通していってみたいと思っています。
四季の季節そのひとつひとつ違った感情が感じられるののではと思っています。
これからも宜しく。
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KATUMIさん> (くみっぱ)
2011-06-24 11:01:00
哲学の道は本当に良い所です。今回初めて梅雨時に行きましたが、湿気を含んだ植物達のパワーをもらった気がしました。
しかし一番美しいのは桜の散り際、花びらが流れに降り注ぐ頃かもしれません。
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京都の四季 (リス)
2011-07-07 20:02:25
関東に居ながらにして京都の四季折々を楽しませていただく。すばらしいことです。貴重なおやすみを使われて足を運ばれレンズにおさめられた草花やさまざまな生き物たちの風情はなんともいえずありがたいのです。
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リスさん> ()
2011-07-11 18:18:19
京都には訪ねて写真を撮りたい場所がいっぱいありますね。それも、ちょっとしたなんでもないような景が絵になるところです。
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