I/O誌。4月号が通巻450号目。スバラシイ!
日本のコンピュータ誌では当然最長の歴史。
「芸夢狂人」さん等から450号のお祝いコメント。
思い返せば、オイラがコンピュータに興味を
持って、最初に読んだ本はI/Oだったんだよな。
ベーマガが出る数年前。
オイラが接触した順に挙げると、I/O、月刊マイコン、
ASCII、ベーマガ、その他…だな。初ラはもっと後
だった。
あの当時も大好きだった「はらJIN」さんの猫の
絵は、やっぱ今でも好きなんだよな。あれ以上
のテイストって、未だに見つからないな。
芸夢狂人さん、中村光一さん、今風太さんなど
投稿陣のものすごいプログラム。当時はまだ
BASICすらまだ知らなかった頃だったから、
フル機械語のゲーセンのゲームが作れちゃう
ことが、遠い将来、自分でもできるように
なるのかなぁ…なりたいな、と思ってたな。
その後、ベーマガも買うようになって、自分で
色々ゲームとか作れるようになっていって、
機械語を少しかじり始めたときに、あの当時の
I/Oに載ってたスクランブルとか、クレイジー
クライマーとか、3BY4とか、NEW RALLY-X
とか思えば思うほど、機械語が解れば解るほど、
とんでもないプログラムだったんだなって。
っていうか、どう見てもオーパーツだ。
(c.f.当時のハードスペック)
あの当時は、指折り数えてコンピュータの機種
が数えられる程度だったし、およそ興味の対象も
ゲームだけだったんだけど、今のI/O誌が扱って
いる機種やテーマは、とんでもなく広くなったな。
技術の進歩もあるけど、あの当時はコンピュータ
がこんなに急速に、日常にあたりまえに入り込んで
いるとは思いもしなかったな。
今になって、I/O誌に稚拙ながら記事を書いて
みたりしているなんて、それ以上に思いもよらな
かったな。
なんと言っても、自分でブログラムを少しだけ
書けるようになってみてから、当時のあのゲーム群
を思い返すと、自分には到底到達できない世界
なんだなぁと思っていたわけだし。
まぁ、今もがいても到底追いつけないんだけど。
マイコン(今で言うPC)を始めた当初は、将来は
コンピュータのゲームを作る人になりたい、と
思ったこともあったんだけど、それをあきらめた
のは、自分でプログラムが多少組めるようになって、
改めて黎明期のあの偉大なゲームたちを思い返して
みて、自分には無理だなと思ったあの当時だった
気がする。
長いようで短かったような、短いようで長かった
ような、日本のコンピュータの歴史のすべてと
言ってもいいような本に、最近になって少しだけ
でも関わっていられるのは、凄く幸せな気がする。
うん。それは間違いないな。あの頃のオイラに、
ちょっとだけ教えてあげたい気がする。
それにしても、今回の4月号は、あの当時の色んな
昔をフラッシュバックして、胸熱な感じだな。
そうそう。この4月号から数回にわたって、eVocaloid
「eVY1シールド」の記事を書いています。
基本はArduinoとかを使って、eVY1シールドで歌を
歌わせたりするんだけど、特に、MIDIのイロハから
掘り下げているので、
「MIDIってどんな風に使うの?」とか、
「eVY1使いたいけどMIDIあんまり使ったこと
ないんだよな」
といった人に是非読んでみていただければウレシイ
なぁと思ってます。
あと、Raspberry Piの連載記事も掲載されてます。
今回は、SPIとSMTPを使って、アナログセンサの信号
をweb越しに受け取る方法のお話。ご興味があれば是非。
あと、なんとなく気分が乗っているので、面白かった
記事など少しだけ。
・秋葉原電気街路図:
ナノラボ・マキノさんの主観に基づいた秋葉原マップ
なんだけど、人によって頭の中の秋葉原って、千差万別
だから、同じ場所でも、こういう一人称視点で書かれた
地図って、ものすごく面白い試みだなぁと。隅から
隅まで眺めた。いろんな人が、色んな視点で、一人称
視点の秋葉原マップ作ると面白いんだけどなぁ。
毎回、一人ひとりゲストを迎えて、オリジナルの
秋葉原マップが出来上がっていくと、面白いんだけど
なぁ。
・マイコンボードで制御するFM音源ボード:
言わずもがな。幼い頃にココロにFM音源が突き刺さった
オイラとしては、FM音源ときたら即ビビビなのだ。
今回が最終回なんだよな…。
・NVIDIA Maxwellアーキティクチャ:
タイムリーに、丁度グラボを買ったばかりなので、
グラボ関係記事にビビビ。Maxwellアーキだと、
恐ろしいことにTDPが55~65Wとか、信じられないほど
の省電力。オイラの買った、数世代前のローエンド
のグラボ(オイラのGT610)でもTDPが30Wくらい
だからなぁ。
・竹内薫のカメラ道楽:
CP+のレポート。さすがというか、一番最初に取り上げ
ているのが、BORGの67FL。絶対カメラマニアだ。オイラ
と同じにおいを感じるんだよな。いや、オイラなんて
足元にも及ばんな。多分。
ふと思ったんだけど、これだけ長い歴史を重ねている
わけだから、当時の「ネタ」なんかを存分に活かして、
懐かしく振り返りつつ、当時のオーパーツなんかを、
あえて現代のチープなマイコンとか使って実現して
みる、的な遊びをやってみたい気がするんだよな。
うん。まぁ、いつも個人的にはやってたんだけど…。
大々的にね。ネタ合戦。
FPGA MSXは、なかなか興味を惹いたんだけど、でも
実はオイラはMSXにはあまり思いいれがないんだよな…。
FPGA MSXだと、技術的にはなんとなく大人気ない感じも
するしなぁ。
P8とか、88SRとか、JR-100とか、X68とかなんだよな。
思い入れがあるのは。
まぁ、どんな機種、どんなハードを使うにしても
思い入れのある機種やソフトに関して、当時の
時代背景とか、技術背景とかまでネタに取り込み、
どれだけ沸くネタに仕上げるか…みたいな。
こういうときだけは、「歴史にたらればはあるのだ」
が成り立つはずなんだよな。
改めて、450号、おめでとうございます。
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