フィルムスキャナーをデジカメと引き伸ばしレンズを
使って実現しちゃおうっていう話の続き。
オークションとかで35mmフィルムに見合う引き伸ばしレンズ
を買っちゃう手もあるんだけど、ちょっと足踏み。
現像タンクは家にあるものの、自宅用に引き伸ばし機を
買うほどの気合は無いオイラ。
M42マウントのレンズなら変換アダプター経由でちょっと
撮影にも使えそうだな…とそっち方面でも探し始める…
なかなかめぼしい物無し。
ちょっと困って、手持ちの短焦点レンズで実験を試みる。
あのサイトによると、35mmフィルム用にしっくりくる
焦点距離は75mm~90mmが良いと書かれているので、まずは
それを信じてタムロンのSP90mmマクロを持ち出してみる。
(デジカメは、愛用のペンタックス製3倍ズーム機)
arduinoサイトのtopページからひとコマをパチリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/eb/5bea797c0c1be01751b32559dd1a1c81.jpg)
うーん。イメージサークルが小さくて、画面周辺が
蹴られちゃう。
もうちょっとレンズの近くまで寄りたいんだけど、
タムロンのSP90mmはレンズの先端にフードみたいな
出っ張りがあるからなぁ…
次。ためしにペンタックスのFA35mm2.8を。
…うーん。やっぱりイメージサークルの大きさが…
蹴られちゃう。
でもさすが35mm(の逆付け)。拡大率が顕微鏡レベル。
画素等倍で見るとこんなにでかい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/d1/079da570e11e3f5985d962b2dc112e89.jpg)
液晶ディスプレー素子の1画素がこんなにデカく!
「く」の字なんだねぇ。
…そんなことがやりたいわけじゃない。
35mm用カメラレンズだとどうやら「ケラレ」が生じるって
ことなのかなぁ?ってことは、ブローニーフィルム用
のカメラレンズならどうだ???と。
ブロニカSQシリーズ用のレンズを引っ張り出してみる。
焦点距離はとりあえず80mmF2.8を。
取り込んだ視野の全域を縮刷で見てみるとこんな風。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ed/6612f0e7b152825bd25b95b916b4c982.jpg)
うーん。ちゃんと全域入るじゃないか!イメージサークル
的には十分ok。
で、これを画素等倍で見てみると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/4e/2e213612e240ff6827c003380e45d564.jpg)
まぁまぁ。ただ、手振れ対策などの為にISO感度を最大
にしたり、露出補正をマイナスにしてPC側で輝度調整
したりした都合、ノイズざらざらですが…
とりあえず、ブロニカの80mmでゴニョゴニョすれば
なんとかなりそう。
…そうか。普通のカメラ用レンズを使わずに、
引き伸ばし用レンズを使ってスキャナーの代わり
にしようっていうアイデアは、そもそもレンズが持つ
「イメージサークル」
の大きさが重要ってことなのかもしれない。
引き伸ばしレンズにしてもブローニーサイズのレンズ
にしても、イメージサークルが結構デカいからね。
焦点距離だけじゃないんだな…
とりあえず、ブロニカのレンズを使ってもそれなりの
品質で取り込み出来そうだってことは判った。
ライトボックス はいつものを使いまわし出来るから、
あとはアタッチメントの部品を自作すればなんとか
なりそうだな。
ホームセンターでめぼしい部品を探してこよう…。
![](/images/clear.gif)
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