今日は三才山峠を越えていく日。少しづつ温かくなり、車の窓に霜がつかなくなった。
春霞ですっきり晴れてはいないが、山の神で振り返ってみる常念岳は、深い雪を蓄えている山稜がよく見える。
↑ 丸子・和子から見る浅間山も霞んでいる。
昨夜は甘酒を造った。
だいたいは安曇野市穂高(有)俵屋麹店のマニュアルに沿って作った。
御飯はもち米がなかったので、うるち米を使った。
御飯3合ほどを炊き、炊飯器のまま、米麹500g一袋をほぐしてよく混ぜ、お湯を約500cc入れ更にかき混ぜた。夜中まで「保温」のままにしておいた。
1升炊きのジャーいっぱいの優しい甘さの甘酒が出来上がった。
*ただし、温度が高すぎると麹菌が死んでしまい甘味がなくなる。その予防対策は
保温は数時間で切り、ジャーの蓋が密閉しないように、割り箸を渡して釜の蓋を少し浮かしている。これが失敗しない私流のやり方。母はおひつの蓋を浮かしたり、布巾に変えたりしていたような・・・
御飯の量を多くしたが、十分甘く美味しい甘酒ができた。(出来上がった甘酒をミキサーにかける方法もある。御飯と麹が解けとろっとした甘酒になるという)
母は(電気釜を使わない頃は)麹を混ぜたあと、おひつを炬燵の脇に一晩保温していた。
出来上がった甘酒を朝はグループホームに届け、午後は塾大のミーティングで味わってもらった。
皆さん“ちょうどいい甘さで美味しいね”と喜んでくれた。
これはグループホームに飾られていたお雛さま。
私は戦中に生まれ、妹は終戦直後の生まれなので、わが家にはお雛さまはなかった。
戦前に生まれた3人の兄たちは立派な鯉のぼりがあったが、戦時中に兄たちの“しょんべん布団”に化けてしまった。