ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

7月19日~20日 燕岳~常念:アルプス展望&花めぐり その2

2017年07月21日 | 山歩き
 4時起床

   
夜がすっかり明ける前(喜作新道・赤岩岳の奥の)北穂高岳の小屋の灯りを2階3号室から撮ってみたが、ピンボケ・・

 4:20 牛首展望台の急坂を登り、朝焼けを待ったが
   
坂の途中から高瀬ダム方面を覗く

  東の雲が厚く、なかなか大天井からお日さまがでてくれなかった。
 「昨年のような寒さがないネ、このまま焼けないかも・・」とそれでも待った。




 東の空はうっすらとピンクに


 立山~剣岳方面
   
 裏銀の山々のモルゲンロート

 
 
 お槍に大天井岳の影ができ、穂先から染まりだした
    



    


   

   


 手前は喜作新道の赤岩岳・西岳、奥に前穂~吊り尾根~北穂
   



<ここでちょっとだけ 雪形探訪>

 中岳の舞姫をズーム

その手前、大喰岳の雪渓に黒い雪形「親子の修行僧」を見つけた

 

 ここからの常念岳はこのように見える



 
 牛首展望台を降りる頃は谷から雲が上がって行った

 小屋に戻り、美味しい朝食をご馳走になった。

 6:30 小屋の女性スタッフ、小池支配人と記念撮影し、出発

 
 小屋の前を昨日の道に少しだけ戻り、二ノ俣谷を見下ろしながら稜線分岐まで1時間弱登りりあげる。





稜線近くいつものところでコマクサが朝陽を浴びていた
    


  
 ↑大天荘

・・・今日はいつもパスしていた大天井岳山頂に寄ることにした・・・


 斜面に大きな雪渓が残っており、それ前景に立山~剣岳

  
 燕岳の後ろに鹿島槍ヶ岳と奥に白馬岳

  
 中央に蓮華岳その後ろ鹿島槍ヶ岳と白馬岳
   
 中央に針ノ木岳~蓮華岳

 
大天井岳2,922mなので、常念山脈で一番高い山。
「常念岳2856mより高いんだ、里から見ると常念が一番だと思っていたね」と同行者たち

   
 やっぱりお槍さんを背景に撮ってもらい、お返しに単独行の男性にアングルに気を付けて3方向から。
 
 
 ここから有明山を見下ろして・・
「昨年秋に3人で登った時、3つあるお社のうち奥社を省略しちゃったね・・」
 「山頂までシャクナゲがあった・・次は6月下旬の花の咲くころにって約束だったね」

 
 燕岳と後方に針ノ木岳から後立山連峰

   
チングルマを前景に立山方面を

  
遠く木曽駒ケ岳が雲から頭を出した

さあ、常念乗越まで2時間半で歩きましょう

   

 

 

   
前穂の左に木曽御嶽山、噴煙が少し上がっている

 
中天井岳の手前の安曇側の残った雪渓


 草地にコケモモやオヤマノエンドウなどいろいろ









 
  イワツメクサ
    

 
 こちらはタカネツメクサかな






横通岳までコマクサがつづく







 
今日も雷鳥があらわれてくれたが、顔を見せてはくれない・・
     

   


 東天井カール;この場所は残雪が「仔犬」の雪形が見えるところ
 7月初め長峰山の展望台で2時間粘って見たんだった・・
   
 
 追記しましょう
   
7月初めに長峰山から撮った東天井岳カールの白い雪形「仔犬」・・左端
   
 これは中ほどに右を向いて座ってます・・わかりますか




 カール上部の雪渓は例年より大きい。奥の山は常念岳と蝶ヶ岳






カールの上部はお花畑




   

   

   


涸沢カールが大きく見えるようになって、
今、前穂と奥穂の山頂部に雲はついている


 御嶽山と乗鞍岳が並んで見えるようになる


 横通岳2,767m、左下へ尾根が続いている
 先日の常念小屋2代目山田恒男氏の葬儀の弔辞の中で山田さんの功績が紹介された。
 〝以前、この尾根の下のゴルフ場の辺りからロープウエイを張る計画が地元有志から出た時、山田氏が先頭に立って反対しその計画を止めさせた。もし、その反対運動がなかったら常念山脈に軽装の登山者が押し寄せ、遭難者が増え、今の環境は破壊されたに違いない”と。


  

    

  

    
 東天井岳の避難小屋の跡 

  

    

 

  
  安曇野側からガスがあがってくる

 
 ハイマツ/這松でなく、これはハイカラマツ/這唐松
 この標高で2400mより上で唐松が自生しているのは珍しいという

 
 乗越の赤い屋根は常念小屋

10:50 常念小屋で昼食、うどんやラーメンをベランダでいただいた
   

  

11:30 一の沢口へ15時にタクシーを予約 下山開始

 
胸突き八丁から河原に下りる百曲がりはお花畑

   
 ミヤマカラマツ

 
 コキンレイカ オミナエシ科
   




ヤマブキショウマ バラ科


  

  

  
 グンナイフウロ
   

  
 アザミが咲くのはこれからかな・・

 

 
 センジュガンピ ナデシコ科

 
 オオバミゾホウズキ
ここで美味しい水を飲み,汲んで帰るのはいつものこと
  

  


 
 ミヤマアカバナ アカバナ科
    


 
 クルマユリ
     


  
 トリカブトはまだおおかたが蕾
  


 
オオヤマレンゲの花が2つ残っていてくれた
  


   


 マタタビ
 


 14:50 一の沢登山口に到着。予約のタクシーに乗った。
  シャクナゲ荘で入湯し、Yu子さんちでお茶と御嶽海の応援、その後帰宅。


 <歩数>
 1日目;中房温泉~燕岳尾根あるき~大天ヒュッテ
    21,500歩 消費カロリー1137㎉

 2日目;大天ヒュッテ~常念乗越~一の沢登山口
    22,426歩+α (消費カロリー474㎉)
   *ヒュッテから大天井岳頂上まで塾大メイトを付け忘れ!!  
コメント (2)
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7月19日~20日 燕岳~常念:アルプス展望&花めぐり その1

2017年07月21日 | 山歩き
 駒草ロードを燕岳から常念まで歩きたいという友人たちのリクエストがあった。
 昨年、同時期に歩いた反対の行程でという注文。
 お天気のご機嫌を伺いながら予定を2日間遅らせて実行した。
 ちょうど梅雨明け宣言もあり、気持ちよく歩くことが出来た。

 7月19日(水)穂高駅発のマイクロバスが1台目満杯になり、途中のシャクナゲ荘で待っていた私たちは2台目のバスが来るのを待った。
 6:10 登山者でいっぱいの中房温泉登山口から登り始めた。この日のメンバーは4名

  
 合戦尾根を中ほどまで登ると隙間から残雪の尾根が見えてくる
 手前のが有明山、奥が大天井岳

8:40 中間の富士見ベンチからは富士山は見えず・・

  
 合戦の頭まで汗して登ると、小槍、孫槍を従えた槍ケ岳が顔を出してくれる。
   
  ハイマツの赤い新芽やミネザクラがでて、足元にアオノツガザクラやコイワカガミが・・


 
 コイワカガミ
   

  
 燕山荘がみえてくる

 10:35 コースタイムで燕山荘着。30分のお昼休憩


 
 お槍をみながら燕の尾根を歩く

ここからはコマクサの群生をみながら進む


  




 コケモモ





 
 裏銀座の山々は雲がじゃましている
 底に高瀬ダムがのぞく

 
 イワウメ
 
  ”イワウメって本当に岩の隙間に咲くんだね”ってどなたかが感心してる
   




 ガンコウラン

 


チングルマ

 

 イワツメクサ ナデシコ科ハコベ属
 
   

  
  ハクサンシャクナゲ
   

 
西岳への稜線、奥は穂高連峰


 
 鳴き声で探すと離れた所に雷鳥さん・・精一杯レンズを伸ばしたが・・
    




  
 ミヤマキンバイ
  


ネバリノギラン・ソクシンラン属、花はこれから
花茎全体に腺があり、触れるとべたべたする。
触ってみて、”本当ネバネバするね"



 ミヤマクワガタ・深山鍬形(別名シナノクワガタ)
 青い花からツンツンとしたおしべと花柱が特徴で判りやすい
 1週間前、北海道の山でもたくさんエゾクワガタを見たね

 
 道が安曇野側に周ると花がふえる
  

 
 ヒメイチゲが草陰に、里のアズマイチゲに似た小さなイチゲ



  

   

  

  

  
 ヒョウタンボクの花、これから瓢箪型の赤い実になる。
 北海道では赤い花で「ベニバナヒョウタンボク」だった。
  




 
 歩いてきた燕岳の稜線
 
 
 ガスが湧き、お槍を隠す

 嘉門次のレリーフを過ぎ、大天の上りにいつものところにいつもの花

  

  
 シコタンソウ・色丹草、別名レブンクモマグサ;ユキノシタ属ユキノシタ科
    

   

  

 今年もちょうどいい時期にみることが出来た・・うれしい!
 昨年は7月末の裏銀を縦走したとき水晶小屋の近くで会えたんたっだ

  

 




 
  常念岳への分岐から大天井の東を巻いていく




 イワヒゲ


 ツガザクラ


 
 キスミレはキバナノコマノツメ・・多分


  
 イワウメやイワカガミはあちこちで
  

 時計をみながらお花を撮っては仲間を追いかける・・

  

  
このザレた坂を下りきると、今日のお宿大天井ヒュッテ

 14:50 目標時間10分前、大天井ヒュッテ到着

 この宿の小池支配人がブログで、15時には小屋に入るように促している。
 "ハイ、合格でしょ!”
コメント (4)
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