雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

猫だって トレーニング できるそう

2013-06-29 12:03:24 | 風ママの研究&学会ネタ・わんこニュース
先日、学んだ、WJVF第4回大会市民セミナーの「うちの子(犬と猫)のストレスをわかってあげよう!」の話を書きますね。


犬のことだけじゃなく、
後半は、帝京科学大学の加隈良枝先生の「猫のストレス」の講義でした。


うちは、犬しかいないしカンケーないかなー。

と思いつつ、聞いていると犬オーナーの私にも、ためになる話がいろいろありました。



さて、ここに書くことは、講義の内容をもとに私、風ママが感じたこと、考えたことです。


なので、講義の内容から少しズレているところもあると思います。

風ママの主観が入っているので、そう思って読んでください。



まず「ネコにもしつけやトレーニングをしよう!!」という内容が紹介されました。


しつけやトレーニングは、犬でしょ。

ネコは、トイレや爪研ぎのしつけぐらいで他は、ほっといたらいいんじゃないの?


そう思っている人は多いはず。


そういう私も、結婚前までは猫といっしょに暮らしていたけれど、トイレは庭だったし

爪研ぎも柱で自由にやっていて、ネコにしつけなんてしたことがなかった。



まぁ、私がしつけやトレーニングが動物とのコミュニケーションアップになって

絆が深くなるってことを知ったのは、風ちゃんを飼ってからだから

まぁ、知らなくても当然なんだけど。



で講演では「ネコの問題行動が原因で殺処分になることがある。それを防ぐためにも、

ネコにもしつけやトレーニングをしよう!!」とのことでした。



トレーニングの原理、学習の心理は、犬も猫もいっしょ。


そういう意味では、ネコも犬と同様に、人の指示に従うことができるようになるそうなんですが

ほとんどの犬は、フードがご褒美=強化子(その行動を増やす原動力)になるので

しつけやトレーニングがしやすいけれど


猫は、嗜好性が高く、食べ物に執着しない子も多くて、フードをご褒美としたトレーニングが難しいとのこと。


「鈴も、外ではフードを食べられないから、その点ではいっしょだわ」と私。


なので、その子の好きなもの、好きなことが何なのかをよく観察して、それをみつけて

ご褒美にすれば、犬のようにトレーニングができる・・・という話でした。



ちなみに、先生の猫ちゃんは、「なでる」ことをご褒美にして、オスワリとかフセとか、オイデとか

トレーニングして、いろいろな行動が指示できるようになっているそうです。


「鈴ちゃんも、なでられるのは大好き。うちも外では、撫でることをご褒美にして

 いろいろ教えることができるかも」なんて思っちゃいました。


まぁね、この方法だと、ハトでもネズミでも熱帯魚でも、ちゃんと学習して、望む行動をするようになるんだから、ネコや鈴にできないはずはないよね。



ちなみに、ネコの問題点として多いのが、
●乱暴

●家がボロボロになる

●鳴き過ぎる

などだそうです。

これがしつけによって、生活改善できるということを語っていらっしゃいました。




さて、猫のストレスについてですが

多頭飼育で見られることもあるという話。


犬は、群れで生活する動物で、獲物をとるとき、みんなで協力し合うそうですが


猫は、小さな獲物をひとりで捕まえて食べる、習性の動物。

なので、ひとりで行動するものですが

エサ場をシェアするという集団での生活も可能だとのこと。


ただし、大自然の中では、気に入らない相手がいるとお互いに近寄らないことが

できるのですが、ひとつ屋根の下にそういう相手がいると

逃げられないのでストレスがたまるそうです。


そして
●ケンカ
●マーキングや尿スプレー
●トイレ以外の排泄
●行動の抑制による精神不安
●栄養不足

などの問題点が出てくるとか。


猫同士をみていて
●いっしょにいる
●くっついて寝る
●あいさつをする
などの仲良しサインが見られるか、これらのない無関心サインが出ているのか。

それとも仲が悪いのか、ちゃんとみていく必要があるとおっしゃっていました。


それから、ストレススコアの話もありました。


一昨日紹介した、犬のボディランゲージに相当する
ネコのボディランゲージをもとに、ネコのストレス度を11段階で評価するというものなのですが


その表もスライドで一瞬出たのですが、

全くメモする間もなく、切り替わったので、メモできませんでした(残念)

ただ、その後は、猫の写真での説明がありました。


ストレススコア1
とてもリラックスしている状態。猫はおなかを出し、ゴロリンとして、手足も力が入っていない状態。

ストレススコア4
伏せて、落ちつているように見えるが、肉球面が浮いていて、足に力が入っている状態。すぐに動ける体勢になっている。少し緊張がみられる。



これで保護された猫が、初日、2日目、3日目と、どうストレススコアが変化していくのか、記録しているという話もありました。


犬もこういうのがあったらいいのになーと思った私です。



ちなみに、猫の友好のポーズというのも写真で紹介されていました。

それは、しっぽをまっすぐ高くあげて、頭をあげ、軽やかな足取りで近づいて来るというシーン。

飼い主に何か要求しているのか、片手が少し上がっていました。




これ、鈴がいつも私のところに来る時のポーズやん。

この他、スリスリしたりするのも猫の特徴だと言っててましたが

それも、鈴が毎日よくする行動。



うーんやっぱり、鈴は「猫的犬」なので、鈴を理解するには

犬のことだけじゃなく、猫のことも理解しなくちゃって思ったのでした。





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