The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

国立民族学博物館と梅棹忠夫 6

2010-07-26 03:05:34 | Weblog
 この博物館には、実に多くの民具・道具・祭具が展示されているのだが、一画に、何十本の棍棒が集められていた、これで相手のアタマをタタイのだが、戦闘以外にも儀式的なものがあったように思う、交互にたたきあい、相手が参るまで、やる。

 そこで、さまざまの工夫がなされた、先端近くを丸くする、コブをつける、見ているだけで痛くなってくる。

 何年か前、K1で南太平洋のサモア出身の選手が優勝したことがあったが、あの地域は棍棒文化の中心地、彼のアタマの骨が厚く頑丈であるという記事があった、強烈なフックや廻し蹴りが効かない、これは、あるいは、棍棒文化の産物かもしれない、何代何十代に渡ってアタマを殴り続けたのでアタマの骨の丈夫な子孫が誕生したのではあるまいか。

 そうそう、日本の相撲の舞の海、ずいぶん小さいのだが一度も骨折したことがないという、青森出身で子供の頃から、小魚を食べる習慣があったそのためらしい、サモアの海の魚が、この選手のアタマの骨の立派さとも関係しているんだろう。