こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

何て言ってやれば

2014年07月19日 18時06分15秒 | Weblog
7月24日に、大分県農林水産部 集落営農・水田対策室と北部振興局農村漁村振興部の人が訪ねてくる。

調査内容としては、H25年産米の流通状況とH26年産米の見通しについて、米の販売を巡る特徴的な動向について、世界農業遺産米の販売状況についての3点。

3点とも最悪の状況となってしまったので、一言も話せなくなってしまった。

素直に現実の話をするしかないのだが、現実を伝えるのに辛すぎる。

どうしよう。。。
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封印プロジェクトを開封

2014年07月19日 16時33分48秒 | Weblog
「失敗したら産地のダメージが大きい」という理由から、15年前から封印されているプロジェクトがある。
二度と開封することは無いと思っていたし、簡単に封印が解けないようにと、パスワードまで設定していた。

その封印を、先ほど開封した。
パスワードも忘れてしまっていたため、開封には時間がかかってしまったが・・・

封印されていたことから、自分も見るのは15年ぶり。
プロジェクトは、パワーポイントではなくワードで作成されていた。
それも、ほとんど箇条書き。

パッと見た時、「こんな箇条書きのプロジェクトなんて、封印する必要は無かったのでは」と考えたほど。

なのだが・・・・

駄目だ!
このプロジェクト。
使い物にならない。

いや、使えない訳ではない。
逆に、直ぐにでも使う事は出来る。
しかし、成功したとしても犠牲が大きい。
どこかの産地が成功すると、必ずどこかの産地が消滅する。

いくら30代の頃に作ったプロジェクトだからといっても、俺、なんで、こんな冷たいプロジェクトを考えていたんだろう。

「削除してしまおう」と考えたのだが、あえて、もう一度封印することにした。

このプロジェクト。
自分に対する戒めとしたい。
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昨日の友は今日の敵

2014年07月19日 15時38分47秒 | Weblog
日本米が崩壊しててしまった時、5kg3000円以上のお米を買ってくれる人は、日本の人口のどのくらいなのだろうか。

お米を選ぶ基準は「美味しさ・こだわり」と「価格」と2極化していると言われているが、実は「価格」で選んでいる人の中に「こだわり」を探している人たちがいる。
これが見えてきたのは「つや姫」「ゆめぴりか」の誕生からだで、つまり、3極化し始めているという事だ。

価格で選んでいる人たちをレベルアップすることは、なかなか出来ないと思う。
しかし、「こだわり」を選び始めている人たちについては、自分たちの側に、来てくれる可能性はある。
でも実際問題として、今まで価格で選んでいたことから、5kg3000円を超えてもらう事は、かなり厳しいであろう。

よって、今存在している5kg2500円のラインに参入しなければと、誰もが考えるだろう、
しかし、そのラインは、既に強豪ばかりがひしめき合っている。
当然、情報交換をしている、仲が良い生産者たちも、産地たちもいるだろう。

そこに参入するしたら、当然、お互い穏やかではいられない。
「仲良く消費者を分け合いましょう」とはいかないだろう。

地域の個性を発揮して、敵となることは避けたい、というのが本当の気持ちなのだが、産地によっては、そうはいかないかもしれない。

「昨日の友は今日の敵」
出来れば避けたい。
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計画のミスだ

2014年07月19日 14時21分52秒 | Weblog
自分が作り上げたSuzunou Project Riceを産地で実行する場合、1本柱で作ることは無い。

不作が来ても、台風などの被害が出ても、諸々のトラブルがあっても、ブランド化のスピードは遅くなったり、止まったりしないように、パイロット線も用意してあるし、迂回できるようにもしてあるし、枝分かれもしている。
1つの産地が崩壊しても、乗り切れるようにもしてある。

なのに、「必要ない」として用意していなかったのが、同ブランド米による崩壊と、日本米総崩れの時の対応である。

今、その部分で苦しみ始めた。

迂回は出来ない。
止まる事は絶対に出来ない。
パイロットに移すことも出来ない。

完全に八方ふさがり。

なら、Suzunou Project Riceの骨を、いくつか抜くか?
でも、それだと足元が弱くなる。

では、組み換えは?
何度もの組み換えの集大成がSuzunou Project Riceだから不可能。

それなら、トラブルそのものの回避は?
既に時が遅い。
荒波のど真ん中だ。

以前の潜水艦計画は?
時代が合わない。
実行している産地が多すぎて使えない。

逆に牙を剝くことは?
そこまで、強いブランドになっていない。

焦っても、よい答えは出ない。
焦っては駄目と判っているが、焦らずにいられない。

自分の計画ミスが原因で、産地に迷惑がかかる。
それだけは、最小限で食い止めたい。
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混乱している

2014年07月19日 13時47分38秒 | Weblog
朝から連続して投稿しているが、それについて、頭の中が混乱している。

自分の考えでは、十分今年からでもあり得ると考えていたけど、実際には古米が流通の中で残っていることから、特売でも1480円で止まってくれると考えていた。
なぜなら、日本のお米としての限界点を超えての販売は、日本のお米の現状を考えると、モラルとしてあり得ないだろうと見ていた。

でもそれは、甘かったという事。

日本のお米で限界点を超えたという事は、TPP等で外国産米の流通が始まるとしたら、外国産米は5kg880円とか、当たり前になるかもしれない。

そんなお米。
どんなに工夫したって、日本では不可能。

外国産米 5kg880円
国内産米 5kg1280円(新潟米含む)
こんな時代が来た時に

地域差別化ブランド米だから
5kg3000円以上
って言っても、はたして買ってくれる人はいるだろうか。

やっぱり、自分が作っていたブランド化計画は、間違いだったのではないだろうか。
生産者に、ありえない夢を見させようとしていただけではないだろうか。

棚田だからコストがかかるではなく、棚田でもコストを下げる方法を教えるべきでは、なかったのではないだろうか?
こだわりではなく、平均点50点でも、より多くの人に安く提供できる方法を、教えるべきだったのでは?

混乱している。

「間違いではない」と、何度も何度も、頭の中で確認し続けている。

ミジンコでも、生き残れると思いたい。
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ライン変更したとしても

2014年07月19日 11時28分12秒 | Weblog
「朱鷺と暮らす郷」が、再びローソン100で売られた事で、自分の店での販売は厳しくなってしまった。
なぜなら、定期的に販売される可能性があるからだ。

でも、佐渡のお米を欲しがっている人を切り捨てる事は出来ない。

なら自分が作った「世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷」に、全量変更するしかないかもしれない。
そんな事、今年は出来るはずもないのだが・・・

佐渡については
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ8割減(ゴールド認証マーク)
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ5割減(オレンジ認証マーク)
・朱鷺と暮らす郷こしいぶき5割減(グリーン認証マーク)
のラインである。

これに新米から
・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ5割減(GIAHSマーク)
が加わる予定であった。

しかし、ローソンで売られてしまったことから
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ5割減(オレンジ認証マーク)
をラインから外さなければならないかもしれない。

という事は
・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ8割減(ゴールド認証マーク)
・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ5割減(GIAHSマーク)
・朱鷺と暮らす郷こしいぶき5割減(グリーン認証マーク)
となるのだが、なんともバランスが悪い。

・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ8割減(GIAHSマーク)
・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ5割減(GIAHSマーク)
・朱鷺と暮らす郷こしいぶき5割減(グリーン認証マーク)
してもらいたいけど、これは無理だろう。

ここにきて、予想していなかった事態に、振り回されることになったな。

この件で、「朱鷺と暮らす郷」の流通価格は、維持できなくなったと思う。
愚か者のせいでの、大暴落だろう。
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潰された「朱鷺と暮らす郷」

2014年07月19日 10時45分04秒 | Weblog
佐渡のブランド米であるはずの「朱鷺と暮らす郷」が、またローソン100の売り場に再び並んでいる。
2kg1018円。精米は神明。朱鷺と暮らす郷の統一米袋。認証マーク有り。

前回、これがローソン100に並んだことで、自分の店は多大な被害を受けてしまって、未だに立ち直れないままでいる。
なのに、また売り場に並んでしまった。

ローソン100の売り場の中では、割高だし、ブランド名の知名度も無い事から売れずに、精米日が1か月経っても置いてあった。

あまりにもひどい事から、前回調べてもらった時、これは、JA流通ではなく、生産者直売の物が卸に持ち込まれた物であると判明した。
よって、流通を規制する事は出来ず終い。

JAに出さずに自分で販売している生産者は、頭冷やせよな。
自分で売れるだけの量を作るのが、産地やブランドを守る事にもなるんだよ。
余らして、ふざけた流通させて、結果として自分の首を絞める。
「おろか」の一言しかない。

自分の店では、もう「朱鷺と暮らす郷」は、駄目かもしれない。

この責任、誰が取るんだ!
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離農者が倍増かな

2014年07月19日 10時22分02秒 | Weblog
なんでもそうだが、販売するからには、限界価格というものが存在する。
一般的に栽培されているお米にも、限界価格はあり、安心・安全・品質・食味・差別化を貫いているお米には、一般的に栽培されているお米よりも、高い処が限界価格となってしまう。

現在の流通ですら、この限界価格は下回っている。

JAに出荷している生産者であれば、とりあえず手元にお米は残っていないと思う。
しかし、直売している生産者については、余らしている生産者と完売している生産者と、両極端である。

この余らしている生産者が、利益度外視で、とにかく在庫を無くしたくて、激安米として流通させてしまい、その結果、市場価格と流通と売り場を崩壊させているのだ。

その流れがある限り、価格の下落は無くならない。

在庫がなくなったとしても、赤字では生活は出来ない。
とうぜん、年末の肥料代なども払えない。
それを繰り返せば、末路は離農だけだ。

ざっくりとしか話ていないが、これが、自分が一人ぼっち農業を否定する1つの要因だ。

もっとも、今回のようになると、農業法人でも潰れるところは沢山出るだろうけど。
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お米の世界が変わる

2014年07月19日 09時43分22秒 | Weblog
セブンイレブンの発表や、ローソンの発表。
そして、問屋が嘆いた「新米5kg特売1280円」。

セブンやローソンの考え方は、他のコンビニやファミレスに広がっていく事は当然であろう。
大手飲食店も、足並みを揃えるかもしれない。

特売1280円が現実だとすると、通常価格は1480円というところだろう。
この価格で店が利益を求めるとしたら・・・
産地の売り渡し価格は悲惨で、ある。
その中で損害を減らす事を考えれば、流通の簡素化しかないだろう。

という事は、お米の世界は、「完全に今までの形態を保つことが出来なくなった」と言い切れるだろう。
米屋でも潰れる店は出てくる。

価格で販売していた店は、安いという売り文句は使え無くなる。
産地から直送していたとしても、1280円以下に設定してしまうと、産地との間に溝が出来る可能性がある。

スーパー価格と対抗していた店は、問屋経由である限りは、下げきる事が出来ないだろう。

産地価格を守るためのブランド米を作っていなかった産地は、100%巻き込まれることだろう。
ブランド米を持っていたとしても、価格は守りきれないかもしれない。

自分がしていた、産地を生き残らせるためのブランド化計画は、間に合わなかったかもしれない。
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おはよーニャンコ

2014年07月19日 08時07分35秒 | Weblog


リリ姉は、自分で風呂場からカゴを持ち出して、入っていた。

フク君は、2階3階に行ったり来たりで、今はお留守。
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