こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

厄介もので土改材 水稲の収量増期待

2015年01月14日 18時12分48秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「厄介もので土改材 水稲の収量増期待 企業、大学、農家がコラボ 宮城で試験 (2015/1/14)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
海と陸の不要物が農家の“助っ人”に――。
生コンクリートの製造や廃棄物のリサイクルを手掛ける吉田レミコン(青森県八戸市)は、宮城県登米市の水稲農家と宮城大学と連携し、水道水の生成時に発生する「浄水発生土」とカキ殻を再利用した土壌改良資材を開発した。
水田に施用すれば米の収量増や倒伏防止が期待できる。
登米市内で試験を重ね、製品化を目指している。

浄水発生土とは、水道水を生成する際に取り除いた河川の土砂や、浄水処理に使う活性炭などを集めた土のこと。
宮城県内では毎年約9万2000トン発生している。
主にセメント原料として再利用されているが、行政側がセメント工場までの運搬費を負担しなくてはならなかった。

一方、カキ殻は毎年約2万~6万トン発生。
港湾の埋め立て資材などで活用する以外は、空き地などに積み上げられたままだ。
そこで、同社は厄介ものの浄水発生土とカキ殻を農業分野で生かせないかと考え、登米市で水稲と和牛繁殖を経営する須藤勇一さん(65)らに相談。
「収量増と資源の利活用の両面で貢献できる可能性がある」と試験栽培を快諾。
2009年から施用が始まった。

13年産は、浄水発生土にカキ殻などを加えた土壌改良資材を10アール当たり100キロ施用したところ、非施用の水田に比べ収量が約550キロと1割以上増加した。
生育や倒れにくさに関係する根の長さは、最大7.6センチと、施用しない場合と比べて8ミリ長かった。

土壌分析などを手掛けた宮城大学食産業学部の木村和彦教授(土壌肥料学)は「(土壌改良資材に含まれる)ケイ酸が水に溶け込みやすく、生育の良さにつながっている」とみる。
年度内にも14年産米の食味や土壌の分析をまとめる。

同社は、同市内の農家に試験施用を引き続き依頼し、実証データを蓄積して今後、数年以内に製品化する方針。
須藤さんは「海と山の資源の再利用という新たな価値を米に付けられる」と期待を込める。
というもの。

面白い!
商品化出来たら、試してみたい思いがある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同時進行という計画

2015年01月14日 17時44分47秒 | Weblog
JA栗っこの「瀬峰農場」を復活させるための計画を、JA栗っこと別れてから、ずっと考えているが、直ぐには「これだ」という考えは出てこない。
ならば、同じJA栗っこエリアで、ブランド化をしたいという地域と一緒に仕掛けるのも有りなので、今この計画が動かせるかどうかを考え始めている。
(品種が被らなければ、現実的には可能のはずである)

止まってしまった「瀬峰農場」のエンジンをかけるためには、どうしても潤滑油とガソリンが必要。
それらは、まだ地域の中に残ってはいる。
しかし、それで動かせるかどうかという事は、実際に動かしてみなければ判らない。
つまりリスクが高いのである。
なら、確実に動くように、外から潤滑油を借りるという方法がある。

実際に自分が作った「瀬峰農場ブランド」の計画の中には、当初から組み込まれていた方法ではあるが、あくまでも「考え」というところで止まっていて、実際に計画を動かした事は、他の産地でも無い。

しかし、時間をかけていると、完全に復活できなくなってしまう事から、産地の了解が得られるのであれば、試してみる価値はあると思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復活させられるか

2015年01月14日 16時19分17秒 | Weblog
先ほどまで、ずっとJA栗っこと、ブランドという事についての話をしていた。

自分としては、先に書き込んだ
・「瀬峰農場ブランド」は、どうして止まってしまったのか
・「瀬峰農場ブランド」をどうしていくつもりなのか
・ほかの地域のブランド化はあるのか
・これから、どの品種を売っていきたいのか
・販路は、外食産業なのかスーパーなのか、どちらなのか
・米穀店は必要なのか
・新品種については、ブランド化するのか、しないのか
について聞く予定だっのだか、それは置いておいて、とにかく「瀬峰農場」というブランドをどうするのか。
もう一度、復活させる事が出来るのかという話をしていた。

「瀬峰農場」というブランド米が完全に消えたのは、福島県の震災の時。
被害などの中で、ブランドを名乗る余裕などは無くなっていた。
その中で「ひとめぼれ」が、一般消費者向けではなく業務用米として、生産量の半分が動き出してしまった。
つまり表舞台から裏方へと、「ひとめぼれ」は流通が変わってしまったのだ。
さらに、他産地からの新品種の誕生、他地域のブランド化の成功などが続いた。
これ以外にも原因は重なるのだが、結果として「瀬峰農場」ブランドは、完全に居場所を失っていった。

ブランド米としての価値が消えてから数年。
「この期間を埋めて、さらに上を狙う事が出来るのか」という事になるのだが、ハードルはかなり高いというのが現実。

JA栗っこと話し合いながらも、ブランド化計画を作った自分でさえ、現時点での復活計画は立てられなかった。
それほどまでに、一度止まってしまったブランド米を動かすことは難しい。

では、もう復活は無いのかというと、難しいのは本当だが、決してそうではないと思う。

なぜなら「瀬峰農場」ブランドは、完成していないまま止まってしまったので、Suzunobu Project Riceの計画の柱の1本しか動いていない。
緊急時に使用するパイロットの柱も、サブの柱も動かしてはいないし、さらに枝分かれの計画については、1つも動かしてはいない。

残念ながら、数年がたってしまっている事で、そのまま100%を使用することは出来ない。
しかし、アレンジする事さえ出来れば、復活のためのエンジンをかける事くらいは出来ると思う。

エンジンさえかかれば。
今は、それを願うばかりだ。

とりあえず、田植えまでには一度産地まで行って、全員との話し合いをしてみようと考えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA栗っこが訪問してくる

2015年01月14日 11時45分02秒 | Weblog
今日の13時半頃に、宮城県のJA栗っこの常務理事と米穀課の訪問がある。
内容としては、特に聞いていないのだが、来週スズノブ店頭で「栗っこによるお餅つきと農産物販売」があるので、それの挨拶などだろう。

なのだが自分としては、JA栗っこに対して聞きたいことが山積みなのである。
だから、それについては何が何でも聞きたいと思っている。

簡単に言えば
・「瀬峰農場ブランド」は、どうして止まってしまったのか
・「瀬峰農場ブランド」をどうしていくつもりなのか
・ほかの地域のブランド化はあるのか
・これから、どの品種を売っていきたいのか
・販路は、外食産業なのかスーパーなのか、どちらなのか
・米穀店は必要なのか
・新品種については、ブランド化するのか、しないのか
・・・・等々

スズノブとしては、これらの答えによって、これからの宮城米販売計画の変更が有り得るので、シッカリと聞かなければ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

資料に追加

2015年01月14日 11時32分54秒 | Weblog
昨日、秋田県農林政策課へ送った「秋田県農業近代化ゼミナールウィンターフォーラム研修会」。
先ほど、秋田県農林政策課よりのお願いもあり、以下の内容を追加した

・スズノブについて 2ページ
・表現出来ないと売れない 1ページ
・区分分けという差別化 1ページ
・各産地の差別化ブランド米 1ページ
・これからの農業について 1ページ

「スズノブについて」と「これからの農業にいて」はお願いを受けて。
しかし、「表現出来ないと売れない」「区分分けという差別化」「各産地の差別化ブランド米」については、提出してから「不足しているな」と感じていた部分なので、自ら追加した。

これで資料は出来上がった訳だが、時間が足りるかという大問題が出ている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする