15:00-17:30まで、次の時代のための米屋「超米屋」が取り扱う地域差別化ブランド米等について、「和穀の会」との打ち合わせをしていた。
自分の中では、既にある程度の線引きは始まっているのだが、まだそれについては「和穀の会」に説明していない。
もう少し、産地の出方を見てみたいと思っていることもあるからだ。
なので当然、今回の打ち合わせでも、具体的な産地は伝えてはいない。
産地の線引きなどについては、個々の産地によって違いがあるので、いちいち説明はしないが、例としては「流通価格」と「販売エリア」があげられると思う。
無名産地を有名産地にしていくのがブランド化。
なので、流通価格についても、無名産地である限りは、なかなか高い設定は出来ない。
無名産地でありながら、高い価格での取引をしたいと思うのであれば、それなりの産地発信はするべきだろう。
それを怠っていて、価格ばかりを言うのは、今の時代の流通ルールからは、明らかにズレていると理解してほしい。
地元で売切れているのであれば、わざわざブランド化をしなくても良いのではないだろうか。
今までの結びつきで良いというのなら、大消費地にお米を持ってくる必要はないではないだろうか。
それなのに、わざわざ大消費地での展開を考えるのであれば、足並みを大消費地に合わせなければならない。
ブランド化計画は、お米を作れば売れるというようには作られていない。
流通までをしっかりと考えるように作られている。
よって、いろいろと検討した結果、産地側としてマイナスとなると判断した場合、大消費地での展開を切り捨て、地元でのブランド化を進めるべきだと思う。
今、そういうことを考えている産地もある。
だから、線引きについて伝えていないのである。
「超米屋」で取り扱いたいお米は、産地の活性化・担い手問題・6次化も含まれている、地域全体で取り組んでいるブランド米。
どれだけの産地が、リストに残るのだろうか。
タイムリミットとしては、田植え前となるのは自然であろう。
気が付くか産地。
対応できるか産地。
そして、間に合うか産地。
自分と和穀の会との打ち合わせは、1月以降から始まる。
そして、異業種コラボも同時に始まっていく。
お米屋も、産地も、置いて行かれないように頑張ってもらいたいと願う。