こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

衝撃過ぎる

2015年12月26日 18時19分53秒 | Weblog
某生産者から、「今日連発されている投稿内容は、あまりにも衝撃すぎます」等というメールが入ってきた。

自分としては、いままで散々危険信号を出し続けている。
なので、今日の内容についても、衝撃的な内容になっているとは思っていない。
1年間のまとめ的なイメージで書いただけのことである。

来年は、もっと直接的で、刺激的な内容が多くなるだろう。
次世代型の米屋「超米屋」も動き出すし・・・

1人で頑張っていくと考えているのなら、自分は、それはそれで構わないと思っている。
頑張ってもらいたいと願うだけである。

時代は、否応なく進んでいく。
ただ、それだけのことだと思う。
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売り場の棚

2015年12月26日 15時45分02秒 | Weblog


図を見れば、もう説明する必要もないと思う。
Memoでは、これが記号化されていただけの、いたってシンプルなものだったのだ。
そしてこれは、産地でブランド化についての講演をするときに、必ず説明する図なのである。

図は、スーパーなどの、お米売り場の棚と思ってもらえればよい。

10の棚があるとすると、そのうちの2つの棚が西日本のお米。
「山形つや姫」「北海道ゆめぴりか」「新潟魚沼コシヒカリ」については、棚から外すことが出来ないので、1品種1つの棚を取る。
結果、残っているのは5つの棚。
この5つの棚を、今、日本中の産地が取り合っているという説明をしている。

当然、知られていない産地、話題になっていない産地は、棚を取ることが出来ない。
ましてや個人生産者のお米は、棚をもらえることは、まず無い。

棚にお米が並んでいなければ、当たり前のこととして、消費者はお米を買うことが出来ない。
どんなに話題となったお米でも、棚に並んでいなければ意味はなく、自然と忘れ去られてしまう。

某産地のお米がテレビで放送されて、わざわざそのお米を買いにお店に来たのに、そのお米を販売していない、販売する予定もないとなったとき、消費者はどう思うか知っているだろうか。
「手に入らない、食べられない = 価値 がない、必要ない」という結論になりやすいのだ。
そして、そのお米に対して、自然と興味すらなくなってしまうことが多い。

そうならないために、いかにして棚を取ることが出来るか。
ざっくりと言ってしまうと、棚を取るための計画が、ブランド化計画と考えてもらっても良い。

図から判るように、今でさえも、全ての産地が生き残ることが出来ないのは理解できるだろう。

それがTPPにより外国産が入ってくると、今までの分析結果からすると、2つの棚は外国産に取られてしまうと考えられる。
しかし、「山形つや姫」「北海道ゆめぴりか」「新潟魚沼コシヒカリ」については、棚から外すことが出来ないので、相変わらず1品種1つの棚を取る。
結果、今まで有利だった西日本のお米でさえも、棚を貰えなくなる可能性がある。
そして日本中産地で、棚の取り合いが激化することになる。
という説明をしている。

ねっ。
説明受ければ、簡単なことだったでしょ。

したがって、他の図も、考えれば判ることだと思うので、頑張って謎解きしてもらいたい。
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どういう意味ですか

2015年12月26日 15時02分00秒 | Weblog




2015年12月23日 01時38分03秒に「超米屋Memo」というタイトルで、全く説明がない2つの図を掲載していた。

Memoとしているのだから、読んでもらうためというものではなく、自分の記録として残したものである。
なので、だれも関心は無いと思っていた。
ところが昨日、「どういう意味ですか」というメールが届いてしまった。

どう答えようか。
産地のブランド化をしていくときに説明していることも入っているし、これからの計画も入っている。
1つ1つ説明していたら切りがない。

なので、産地に説明している「売り場の棚」についてだけ、説明することにするので、後は、自分なりに想像してもらいたい。

「売り場の棚」については、次の投稿で!
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変わるお米の表現

2015年12月26日 14時26分19秒 | Weblog
自分たちのお米を表現するタイプとして、以下の4タイプがあると思う。

1.産地 + 地域 + 生産者 + 品種 + 栽培
2.産地 + 地域 + 品種 + 栽培
3.産地 + 地域 + 品種
4.産地 + 品種

(4)は、スーパー・量販店などが多く使用している表現。
(2)と(3)は、米屋・自然食品店などが多く使用している。
(1)は、差別化米屋・生産者等が多く使用している。

こういう風に説明すると良く判ると思う。
一番差別化しているように見える(1)でさえも、当たり前すぎて、とてもではないが、「差別化している」とは思えないはずである。
ということは、これらの表現タイプを使用している限り、「ブランド米」とは言うことが出来なくなっている。
生産者であるのなら、ギリギリ差別化米の中には含まれるのかもしれないが・・・

では、どういう表現をすれば良いのか。
それについては、SPRで実行している産地に対しては説明している。

日本中の産地の将来が、今、風前の灯となっている。
1地域でも多く生き残らせるためには、地域にとって武器となっている表現を、無駄に教えることは出来ない。

なので、産地を生き残らせるための「新しい表現」については、公の場で説明することは無い。
SPRで実行していない産地については、独自で色々と考えてもてもらいたい。

自分が講演などに行っている産地や地域であれば、資料の中に新しい表現の方法が入っている。
なので、そこからコピーしてもらうことは可能であろう。
最も、産地が別の産地に資料を渡してしまったら、自分の産地が不利となるので、たぶん渡さないとは思えるが・・・

しかし、項目だけ判っても使用することは出来ない。
膨大にある項目を、1つ1つ埋めていくというのは、個人ではどうすることも出来ない。
ブランド化を甘く考えている産地も、当然埋めることは出来ない。

次世代型の米屋「超米屋」で取り扱う予定のブランド米は、この「新しい表現」を、全て埋め尽くしていることが、最低条件となる。
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あまり思えないのですが

2015年12月26日 13時47分38秒 | Weblog
青森県田舎館村についての投稿を続けているが、先ほど「お米のブランド米を作るのに、そんなに地域情報が必要だとは、あまり思えないのですが、必要なものなのでしょうか」というメールが届いたので、ちょっと説明。

田舎館村のお米を売ればよいというのであれば、「青森県田舎館村産コシヒカリ」という表示で、一言コメントは「本州北限のコシヒカリ」とでもすればよいような気がする。
なのだが、それで、「買ってみたい」「続けて食べたい」「期待して食べてみたい」という気持ちになるだろうか。
それも、安売りではなく、たとえば5kg2900円と、新潟コシヒカリよりも高い値段だったとしたら・・・

なら、「○○さんが栽培した青森県田舎館村産コシヒカリ」という表示で、一言コメントは「安心安全で手塩にかけて作ったコシヒカリ」とでもすれば売れるのであろうか。
「無農薬・無化学肥料で栽培しました」なら売れるのだろうか。
「○○コンクールで受賞しました」なら売れるのであろうか。

確かに、10年前以上なら売れていたかもしれない。
でも今は、誰でもがお米を売ることが出来る時代。
その証明として、楽天市場で「お米」と検索すると、194,174件(2015.12.26現在)も出てくる。

激戦というレベルのものではない。
考えられない異常なお米市場となってしまっているのだ。
当然、全てが美味しいお米ということはありえない。
すべてが流通保障・品質保障されているものでもない。
検査を受けていないお米も、絶対に含まれているだろう。
偽物・偽造米だって流通しているかもしれない。
さらにこれから、外国産米も賛成してくるだろう。

この状態で、地域が生き残っていくためにはどうすればよいのか。
1人の生産者が「自分が動けるうちは」と言っていることとは、全てが違う。

廃村という言葉だけでは済まない。
地図から地名がなくなるだけでは済まされない。
親族が集まる場所は、当たり前のこととして無くなる。
先祖のお墓にお参りするための道も、無くなってしまうのだ。

そうさせないためには、どうしなければならないのか。
地域として、待った無しに考えて実行しなければならない。

その中で、たかが「お米」だけで、なんとかなるはずはない。
最初に書いた「売ればよい」ではないのだ。

産地を理解してもらい。
ファンになってもらい。
衰退している産地のお米を定期購入してくれて、「頑張れ」と応援してくれる人達を増やさなければならないのだ。

ということは、「安いお米」では駄目だということが、容易に理解できると思う。
産地が活性化するためには。
若者に戻ってきてもらうためには。
新しい担い手になってもらうためには。
絶対ルールとして、収入は安定しなければならない。

これは、全ての業界で同じはずである。
農業だけが特殊なわけではない。

ここまで言えば、もう言いたいことは判ってもらえると思う。

青森県田舎館村のお米をブランド米に育てるということは、田舎館村の全てを知ってもらい、田舎館村の考え方を理解してもらうための第一歩。
今までと同じの、田んぼアートの田舎館村というままでは駄目なのだ。
ブランド米を作るというのは、その足がかりにしか過ぎないのである。
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宿泊半額キャンペーン 「うおぬま 雪のたび」

2015年12月26日 10時53分07秒 | Weblog


新潟県魚沼市から、宿泊半額キャンペーン「うおぬま 雪のたび」のパンフレットが届いたので、ご紹介です。

●宿泊半額キャンペーン「うおぬま 雪のたび」●
http://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2015121400026/

平成28年2月1日(月)~平成28年3月20日(日)に魚沼市内の対象宿泊施設へご宿泊されるお客様を対象に、宿泊半額の割引サービスを行います。

【割引率】
 1/2 (1,000円未満切捨)

【割引上限額】
 平日・休日 1人1泊10,000円
 土曜・休前日 1人1泊5,000円

【割引対象上限泊数】
 同一宿泊施設で
 平日・休日 2泊まで (連泊に限る)
 土曜・休前日 1泊まで

【割引上限人数】
 5人まで

【申込方法】
 (一社)魚沼市観光協会の申込専用ページより申込(WEB申込のみ) 

【申込受付開始日時】
 平成28年1月15日(金)午前10時

お問い合わせ
商工観光課 観光振興室
 住所:〒946-8511 新潟県魚沼市大沢213番地1 (湯之谷庁舎)
 TEL:025-792-9754
 FAX:025-793-1016
 E-Mail:kanko@city.uonuma.niigata.jp
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生魂神社の牛

2015年12月26日 10時05分50秒 | Weblog
青森県田舎館村のブランド米を作るために、田んぼアートの会場などを見たりして、役場に帰る途中に、狛犬が牛という神社の横を通った。

自分は、狛犬が牛という神社を見たという記憶がなく(でも、どこかで見た記憶もある)、ちょっと驚いた。
その時は、止まらずに素通りしたが、見間違いでなければ、奥に普通の狛犬もあったように記憶していた。

それが気になっていたので、先ほど調べてみたら、結構色々な情報が出てきた。

神 社 生魂神社
住 所 南津軽郡田舎館村田舎舘字中辻167
御祭神 生魂神
例祭日 八月十四日
由 緒
人皇五十一代平城天皇の御代、 大同二年 (八〇七) 四月四日坂上田村麻呂将軍建立と伝えられる。
天正十三年 (一五八五) 五月十九日兵火により焼失の為、 津軽為信公が仮殿を建立、 更に元和二年 (一六一六) 津軽藩二代信牧公により四間四面に再建、 鬼板に津軽藩の紋である卍を付けたが、 現在に至るまで社紋として用いられている。
元禄元年 (一六八八) 氏子中にて三間四面に建立し棟札を掲げたと伝えられる。
安永三年 (一七七四) 氏子中にて二間四面に建立、 明治六年四月十四日第二大区四小区郷社に列せられる。
明治八年増改築し現在に至る。
(青森県神社庁HP)

この情報は、なんと青森県庁の「青森県神社庁HP」。
「神社庁」なんていう庁が存在することも知らなかった。
でも実際には、一般の人たちが調べているHP等の方が参考になってしまったけど。

これによって、田舎館城があったこと等が判った。
しかし、狛犬が牛という理由までは、たどり着くことが出来なかった。

ネットで検索すると、狛犬が牛というは全国にあるのも判ったし、色々な狛犬があるということも判った。
これはこれで、大収穫。

真偽のほど等については判らないけど、ネットの力というのには、毎回驚かされる。
自分たちの米業界も、どこまでネットを使いこなせるかが、これからのカギとなるだろう。
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