こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

チャンス

2016年12月02日 09時23分03秒 | Weblog


今年の「第13回お米日本一コンテストinしずおか」では、高知県長岡郡本山町の、『土佐天空の郷にこまる」が優勝した。
 
土佐天空の郷ブランドを立ち上げた時に、1回目の受賞。
そして今回、2回目の受賞。
2回目の受賞は、コンテスト史上初の快挙。
 
ブランドの立ち上げをしてから数年間は、順調にブランド化は進んでいたと思う。
しかしそれ以降、「土佐天空の郷」の玄米流通が複数化したことで、ブランド化計画の修正がしにくくなり、結果として、ブランド化計画は伸び悩み、この数年は、止まってしまっている状態だった。
 
当然今回、自分が作っている各産地のブランド米の全てと、差別化米を専門に扱っている「和穀の会」が行っている産地整理に、「土佐天空の郷」の4ブランド米の内の、2ブランド米が引っ掛かってしまった。
 
環境だけでは、どうにもならない。
努力しているだけでも、どうにもならない。
取り扱いされなければ、産地は活性化出来ない。
なので、今回の受賞は、新しい取り引き先を見つけるには、良いチャンスとなったのではないだろうか。
 
ただ、「和穀の会」以外の流通が、出来ただけで、不透明な箇所が出てしまい、ブランド化計画は止まってしまっている。
その中、今回を機に、さらに新しい流通と販売が始まるだろう。
 
計画として、自分が作っているブランド化計画は、完全に機能停止に追い込まれてしまうだろう。
 
しかし、これも現実。
自分たちがどうのこうのと言う問題ではなく、産地が生き残り、活性化するのが最終目標。
 
滅多に訪れないチャンス。
何が何でもものにして欲しい。
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現代農業1月号

2016年12月02日 07時17分14秒 | Weblog


http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_540gennou/

一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)の「現代農業」の2017年1月号が発売された。
 
今回はその中に、自分が書いた記事がある。
「ブランド米をつくるなら、まず土質診断」P134~139
提出した原稿は、倍以上のボリュームであったことから、実際の記事になった感じは「スリムな記事」。
それでも、各地の講演では紹介していた「SPRブランドシート」を、初めて公の場で紹介しているので、参考になるのではと思っている。
 
ちなみに、自分のページの前が、佐賀県JA伊万里の「タンパク値のバラツキ解消」である。
懐かしい「タンパクマップ」も紹介されている。
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今日は北魚沼へ

2016年12月02日 06時54分22秒 | Weblog
昨日は静岡県で「お米日本一コンテストinしずおか 2016」。
今日は新潟県で「JA北魚沼食味コンテスト2016」。
昨日は講演だけであったが、今日は審査と講演をする。
 
10:15東京発 Maxトキ315号に乗って、11:47浦佐着。
13:30にJA北魚沼本店に入り、14:00開会。
そして、15:15から45分間のミニ講演。
タイトルは「大ブランド産地に対して五ツ星お米マイスターから産地絵への提案」
その後、16:10結果発表と審査公表。
 
今年の新潟舞の出来は、決して良いとは言えないと思う。
昨日の「お米日本一コンテストinしずおか 2016」でも、総崩れだったし。
 
でも、こういう年のためのこそある「区分」。
SS:たんぱく質含有率4.8~5.3
   整粒歩合79位以上 米選機1.9mm
SA:たんぱく質含有率5.4~5.5
   整粒歩合76~78 米選機1.9mm
S :たんぱく質含有率5.6以上
   整粒歩合70~75 米選機1.9mm
しかし、産地側が食味ではなく、数値だけにこだわっていたとしたら、区分する価値はない。
 
今年の審査は、これが見えてしまう事だろう。
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