今年の「第13回お米日本一コンテストinしずおか」では、高知県長岡郡本山町の、『土佐天空の郷にこまる」が優勝した。
土佐天空の郷ブランドを立ち上げた時に、1回目の受賞。
そして今回、2回目の受賞。
2回目の受賞は、コンテスト史上初の快挙。
ブランドの立ち上げをしてから数年間は、順調にブランド化は進んでいたと思う。
しかしそれ以降、「土佐天空の郷」の玄米流通が複数化したことで、ブランド化計画の修正がしにくくなり、結果として、ブランド化計画は伸び悩み、この数年は、止まってしまっている状態だった。
当然今回、自分が作っている各産地のブランド米の全てと、差別化米を専門に扱っている「和穀の会」が行っている産地整理に、「土佐天空の郷」の4ブランド米の内の、2ブランド米が引っ掛かってしまった。
環境だけでは、どうにもならない。
努力しているだけでも、どうにもならない。
取り扱いされなければ、産地は活性化出来ない。
なので、今回の受賞は、新しい取り引き先を見つけるには、良いチャンスとなったのではないだろうか。
ただ、「和穀の会」以外の流通が、出来ただけで、不透明な箇所が出てしまい、ブランド化計画は止まってしまっている。
その中、今回を機に、さらに新しい流通と販売が始まるだろう。
計画として、自分が作っているブランド化計画は、完全に機能停止に追い込まれてしまうだろう。
しかし、これも現実。
自分たちがどうのこうのと言う問題ではなく、産地が生き残り、活性化するのが最終目標。
滅多に訪れないチャンス。
何が何でもものにして欲しい。