昨晩、こだわり米・差別化米ばかりを取り扱う米卸「和穀の会」と「ホクレン」・「JAさが」と、打ち合わせ兼忘年会をしていた。
「JAさが」にとっては、「逢地」ブランドの生死についての話が出てくる。
「ホクレン」については「中空知エコ米生産共和国」の将来計画と「ゆめぴりか」の衰退についての話も出てくる。
ゆっくり飲んでいられない状況であったので、帰りは悪酔いしていたかもしれない。
1月15日大阪府大阪市北区で、若手米屋を対象に講演と言うか、説明をする。
その場では1度頓挫している「超米屋」の、再起動とその実現に向けての話もする。
初期の「超米屋」の方法は、産地の「やる気」に比重が置かれていた。
つまり、産地から提供される産地データをフル活用して、消費者に産地の良さ・差別化・こだわり・努力・地域活性化・担い手等を、お米とともに伝えていこうと考えていた。
しかし、お願いしても動かない産地ばかりのため、実現不可能となって計画は頓挫してしまった。
その頓挫した「超米屋」を、来年再起動させようとしている。
であるが、初期と同じでは失敗は明らか。
では、どのように変更すれは実現できるのか。
どういうスタイルにすれば、「超米屋」は、選ばれた産地と精鋭米屋にとって使い勝手が良いのか。
再起動させるためには、「超米屋」の問題点と変更点を、精鋭米屋の若手から聞き取りたいのである。
なので、この部分については、講演と言うよりは質疑応答となるだろう。
その中で、大問題となるのが産地選び。
お願いしても動かない産地ばかりなのに、どの産地に対して「超米屋の武器として参加してほしい」と言えば良いのだろうか。
産地・地域としての将来ということは、もう完全に諦めて、現実だけを考え、食味点数だけで生産者を選べばよいのか。
再起動は決まっていても、自分の中で、この部分は「完全白紙」となっていた。
昨晩、その「完全白紙」の部分について、和穀の会から、考えてもいなかった提案が出た。
それが、自分が初めて手掛けたJAさがの地域ブランド米「逢地」を、「超米屋」のための「武器」にしてみてはという提案。
確かに言われる通りで、品質・食味・差別化・こだわり等について、既に「逢地」は出来上がっている。
さらに、「超米屋」として囲い込むブランドとしては、面積にしても生産数量についても丁度良い。
自分の中で「逢地」は、「生きる道が無い」と完全に諦めていたブランドであった。
そこに救済の手が差し伸べられた。
であるが、産地発信が出来ない「逢地」を、精鋭米屋が「武器」として認めてくれるだろうか。
産地情報などを無くして、実力だけでも戦える「逢地」ではある。
しかし、それだけであれば、1~2年しか「武器」としては使えない。
全国から生まれてくるブランド米に対して、あまりにも弱い。
やはり情報は欲しい。
継続できる「武器」として、「逢地」ブランドの進化もさせたい。
でも、現状の「逢地」に、それが出来るのか。
1月15日に、1つの判断が下されると思う。
「逢地」よ。
選ばれるために。
生き残るために。
最も苦手とする「情報発信」を。
継続発信することが出来るか。。。。。
自分たちの将来のためである。
シッカリと考えて欲しい。