昨日の日本農業新聞e農ネットに「マガンに優しく効率化 宮城県大崎市蕪栗沼地区が圃場整備 冬水田んぼ集約 (2014/8/17)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
渡り鳥のマガンの越冬地として有名な宮城県大崎市の蕪栗沼地区で、マガンと農業の共生を柱にした全国でも珍しい圃場(ほじょう)整備事業が進行中だ。
整備対象の146ヘクタールのうち、北西部の約36ヘクタールを土水路で施工した上で、冬期間に水田に水を張り、マガンの水飲み場などにする「冬期たん水(冬水田んぼ)」を実施。
水田を季節限定の「沼地」とすることでマガンの越冬環境を確保する。
マガンの排せつ物を肥料に栽培した環境に優しいブランド米「ふゆみずたんぼ米」として売り込む。
同地区は2005年、ラムサール条約湿地として、隣接する蕪栗沼とともに指定を受けた。
水田の落ちもみを求めてやってくるマガンの生息環境を保全しようと、蕪栗沼地区では10年前から、農家10戸が冬水田んぼを開始。
冬水田んぼを季節限定の「沼地」とし、越冬するマガンの水飲み場やすみかとする代わりに、マガンの排せつ物などを翌年の水田の肥料として活用。
環境保全という付加価値を持つブランド米を生産する循環型の農業を営んできた。
ただ、冬水田んぼは現在、地区内に個々の農家に点在しており、作業性の向上が課題だった。
そこで、地区の農業者で話し合った結果、圃場整備を契機に冬水田んぼ36ヘクタールを集約。
農作業や管理の効率化に加え、広大な冬水田んぼで安心して越冬できる環境を整える。
老朽化した同地区のポンプの更新と同時に、冬水田んぼ用のポンプも新設する。
事業主体は宮城県。維持・管理は旧迫川右岸土地改良区が手掛ける。
計画では、事業は17年度までに完了する予定だ。
同改良区の大友利明理事長は「これだけ広大な面積を冬水田んぼにするのはおそらく全国初だろう。マガンを含む多様な生物の生息環境の保全と、組合員農家の利便性向上を両立できる」と意義を強調。
同地区を含む大崎地域は、マガンと農業の共生をテーマに世界農業遺産にも名乗りを上げていることから、「認定に向けたアピールにもつながる」とみる。
というもの。
点在している冬水田んぼを集約するのには大賛成。
でも、その排泄物については、危険だと思っている。
なぜなら、日本が認めていない農薬などを海外で使用していて、その作物を鳥が食べて渡来し、日本の水田で排泄する。
日本では、土質検査などをしているが、その時に、未登録の農薬が検出されてしまう事があるからだ。
そうなった時に、「これは渡り鳥のせいです」という言い訳が通用するとは限らないかなだ。
だから、マガンの排せつ物を肥料に栽培した環境に優しいブランド米「ふゆみずたんぼ米」として売り込むという事については、残念ながら???かな。
内容は以下の通り
渡り鳥のマガンの越冬地として有名な宮城県大崎市の蕪栗沼地区で、マガンと農業の共生を柱にした全国でも珍しい圃場(ほじょう)整備事業が進行中だ。
整備対象の146ヘクタールのうち、北西部の約36ヘクタールを土水路で施工した上で、冬期間に水田に水を張り、マガンの水飲み場などにする「冬期たん水(冬水田んぼ)」を実施。
水田を季節限定の「沼地」とすることでマガンの越冬環境を確保する。
マガンの排せつ物を肥料に栽培した環境に優しいブランド米「ふゆみずたんぼ米」として売り込む。
同地区は2005年、ラムサール条約湿地として、隣接する蕪栗沼とともに指定を受けた。
水田の落ちもみを求めてやってくるマガンの生息環境を保全しようと、蕪栗沼地区では10年前から、農家10戸が冬水田んぼを開始。
冬水田んぼを季節限定の「沼地」とし、越冬するマガンの水飲み場やすみかとする代わりに、マガンの排せつ物などを翌年の水田の肥料として活用。
環境保全という付加価値を持つブランド米を生産する循環型の農業を営んできた。
ただ、冬水田んぼは現在、地区内に個々の農家に点在しており、作業性の向上が課題だった。
そこで、地区の農業者で話し合った結果、圃場整備を契機に冬水田んぼ36ヘクタールを集約。
農作業や管理の効率化に加え、広大な冬水田んぼで安心して越冬できる環境を整える。
老朽化した同地区のポンプの更新と同時に、冬水田んぼ用のポンプも新設する。
事業主体は宮城県。維持・管理は旧迫川右岸土地改良区が手掛ける。
計画では、事業は17年度までに完了する予定だ。
同改良区の大友利明理事長は「これだけ広大な面積を冬水田んぼにするのはおそらく全国初だろう。マガンを含む多様な生物の生息環境の保全と、組合員農家の利便性向上を両立できる」と意義を強調。
同地区を含む大崎地域は、マガンと農業の共生をテーマに世界農業遺産にも名乗りを上げていることから、「認定に向けたアピールにもつながる」とみる。
というもの。
点在している冬水田んぼを集約するのには大賛成。
でも、その排泄物については、危険だと思っている。
なぜなら、日本が認めていない農薬などを海外で使用していて、その作物を鳥が食べて渡来し、日本の水田で排泄する。
日本では、土質検査などをしているが、その時に、未登録の農薬が検出されてしまう事があるからだ。
そうなった時に、「これは渡り鳥のせいです」という言い訳が通用するとは限らないかなだ。
だから、マガンの排せつ物を肥料に栽培した環境に優しいブランド米「ふゆみずたんぼ米」として売り込むという事については、残念ながら???かな。