こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

台風11号 爪痕 高知・徳島で甚大 被害調査と復旧作業急ぐ

2014年08月12日 16時46分49秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「台風11号 爪痕 高知・徳島で甚大 被害調査と復旧作業急ぐ (2014/8/12)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
台風11号は四国地方を中心に西日本に大きな被害をもたらした。
高知県ではハウスが全・半壊、「状況をまとめきれない」ほど甚大。
九州などでも風や浸水で、ハウスが飛ばされ、水稲が倒伏、栃木県では突風でハウスが倒壊した。
一夜明けた11日、高知県のJA土佐あきでは懸命のハウス修復作業が始まったが、施設の復旧を諦め、再建を断念する農家も出ている。

台風11号が縦断した四国地方では11日、高知県や徳島県で被害報告が相次いでいる。
特に高知県では、県内全域にわたって圃場(ほじょう)への浸水や施設の破損などの被害が出ているもようだ。
JAや生産者などが被害状況の確認や復旧作業を急いでいる。

台風が上陸した高知県安芸市などが管内のJA土佐あきでは、早朝からJA営農指導員が、管内の被害調査を進めると同時に、復旧作業に当たっている。
同JAは2市4町2村を管内としており、全域で被害が出ている状況。
ハウスの被覆破損などが多く、施設の全半壊の被害もあるという。
「状況をまとめ切れないほど被害が大きい。通常の台風の10倍の被害になるのではないか」(営農指導課)という。

同JA管内の芸西村で特産ナス「土佐鷹」を20アール栽培する茂井栄勝さん(61)の施設は完全に倒壊した。
茂井さんは全ての資材を撤去する計画で今年の栽培を断念した。
今後についても「年齢的にハウス施設を再建し新たに経営に乗り出すことは難しい。再建は諦めた」と落胆する。

・ミニトマト4棟が全壊 宮崎

JA宮崎経済連によると、台風11号による9、10日の県内農作物被害は新富町でハウス4棟(60アール)が崩壊し、ミニトマトが全滅した。
日南市などでもハウスのビニールがはがされた他、西都市、えびの市でニガウリ(ゴーヤー)、オクラなどに被害が出た。
日南市、宮崎市などでは早期水稲が倒伏した。

・果実・野菜が冠水や落果 熊本

JA熊本中央会は、11日正午現在の台風11号の被害状況をまとめた。
JAくまとJA鹿本管内で農作物、ビニールハウスの被害が出た。

JAくまではイチゴ、キュウリ、ナス、梨、栗で冠水、損傷、落果があり、9戸の農家でビニールハウスが損傷した。
農作物、施設の被害額は434万円。
JA鹿本では、山鹿市で菊3ヘクタールで葉の破損、ビニールハウス2件、2ヘクタールの破損があった。

・突風被害1億8000万円 栃木

栃木県では栃木市と壬生町、鹿沼市で10日に発生した突風で、ハウスが倒壊するなどの被害を受けた。
県によると、被害は壬生町を中心に、イチゴやトマトのハウスなど1億8348万円に上る。

宇都宮地方気象台は11日、職員を現地に派遣し、突風の原因や規模、被害などを調べた。

・京都で2930万円

滋賀県は11日正午現在で、ビニールハウスの破損などの農業関係施設の被害が48カ所。
大豆圃場の浸水や水稲の倒伏などは合計約80ヘクタール。
京都府は午後2時現在で、農業関係被害が2930万円。
水稲や豆類の圃場で浸水した他、梨、ブドウの落果などがあった。
というもの。

現在判っている範囲で、この被害。
お米については、まだ発表されていない。
今後、どれだけ被害が拡大するのだろうか。
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消滅集落を歩く 秋田県 都会の豊かさと裏腹

2014年08月12日 16時07分51秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネット[農村は今 人口減少社会 1]は「消滅集落を歩く 秋田県 都会の豊かさと裏腹 (2014/8/12)」である。

内容は以下の通り
砂利道を走り続けると竹林の奥に、朽ち果てて崩れ落ちそうな木造の農作業小屋が見えてくる。
背丈以上の草が生い茂るかつての田んぼには、農地の面影はない。

「悲しい、寂しいね。人が暮らしていた集落が消えるということは」。
秋田県大潟村の稲作農家、佐藤晃之輔さん(71)が集落の跡地を見詰めてつぶやく。

佐藤さんは40歳ごろから県内の消滅した集落を歩き、記録にとどめてきた。
農作業の合間を縫って、地図を片手に上流に近い地域を丹念に歩き集落の歴史を調べ、撮影する。
周辺集落の住民に聞いてたどり着いた移転者の声も聞き、記録に書きとどめる。
佐藤さんが調べた消えた集落の数はおよそ200。
移転を決めた住民の多くは過疎化にあえぎ、苦渋の選択で村を離れた。

記録を2冊の本にまとめた。「時代の流れだからといって、集落が廃れてよいのかということを社会に問い掛けたかった」。
佐藤さんは、廃村をめぐり記録してきた理由をこう説明する。

・廃村危機が再来

県南部にある由利本荘市の過疎集落に、農家の長男として生まれ育った佐藤さん。
20代で古里を離れ、干拓地の大規模な水田に新しい農業の夢を描いた。
村を離れることに泣いて反対する両親を説得、夢中になって米を作った。

古里を離れた負い目や、減反(生産調整)政策に翻弄(ほんろう)させられ村が揺れていたことが、廃村探しへの旅をする気持ちを駆り立てた。
消えた集落の跡地を見るたびに涙を流した。

戦後、数々の集落が消えた。
佐藤さんの目には高度経済成長と引き換えに、農村の過疎が進行、集落は時代の波にのみ込まれていったように映る。
効率化、経済発展など聞こえの良い言葉に、大切なものが失われていったと思えてならない。

あれから50年。
都市圏は今、アベノミクスや6年後の東京五輪・パラリンピックに湧く。
佐藤さんは「これから農村は、廃村発生の第2の波が来るだろう。豊かさの代償に再び、農村集落を消滅させる政策を取ってはいけない」と強く訴える。

・政府議論活発に

人口減少社会に突入した。
政府の推計によると、日本の総人口は2008年の1億2900万人がピーク。
14年7月現在は1億2700万人と微減したが、48年には1億人を切る見通しだ。
特に東北や中国地方など、地方で減少率が著しい。

人口減少の危険性を指摘する声は各地で高まり、7月に行われた全国知事会でも人口減少や少子化を「死に至る病」として非常事態宣言が出されている。
政府は対策本部の設置を決定。
来年度予算の獲得に向け、各省庁の“綱引き”が既に始まっている。

「人口減少」は昨今始まったことではないが、最近、その対応をめぐる議論が活発化している。
元農水省幹部は「水面下では、一定規模の地方都市に支援を集中させ、小さな農村集落は事実上、切り捨てる動きも見え隠れする」と政府の舞台裏を明かす。

農村は、人口減少社会をどう乗り切るのか。
政府はどう動き、世論は小規模な集落をどう捉えるのか――。
「今、日本は岐路に立っている」。佐藤さんはそんな風に感じている。



東京一極集中が進み、人口減少問題が深刻化している。
政府や各自治体が対策を講じ始める中、地方問題の研究者や自治体関係者からは「非効率な農村からの撤退論が進むのではないか」と危惧する声も相次ぐ。
一方、過疎地では、都会から若者が移住する動きが活発になるなど明るい兆しも見えてきた。
農山村地域は、集落の存続や活性化に向け、人口減少問題にどう対応するべきか。
農村集落の現状から探る。

廃村は、これからも増え続けて行くだろう。
今の状況のままでは、消えていくスピードの方が、圧倒的に早い。

食い止める方法は?
対策は?

見えない。
判らない。

では、今何をしたら良いのか。

スピードを遅くさせる方法を見つける事だ。
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14年産うるち米 コシ 36年連続首位 米穀機構作付け速報値

2014年08月12日 15時55分13秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「14年産うるち米 コシ 36年連続首位 米穀機構作付け速報値 (2014/8/12)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
米穀安定供給確保支援機構は2014年産うるち米の品種別作付け割合の速報値を公表した。
全国で最も作付けが多い品種は「コシヒカリ」で、36年連続で首位となった。
2位以下は「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」「あきたこまち」「ななつぼし」で、これら上位5品種は前年産と同順位だった。
15年3月に確定版を発表する。

・上位5品種変わらず

順位の変動があったのは6位以下の15品種。
前年産で7位だった「はえぬき」は0.2ポイント増えて6位に浮上。
前年産で6位だった「キヌヒカリ」は0.2ポイント下回り7位となった。

前年産で11位だった「こしいぶき」は10位に浮上。
同品種の主要産地である新潟県は「加工・業務用需要に応えるために、こしいぶきなどの作付けを推進しているからではないか」と説明する。

前年産は15位だった「ゆめぴりか」は13位。
北海道によれば、ブランド戦略の一環で、年々計画的に作付けを増やしていることが背景にあるという。

「コシヒカリ」は今年産も首位だったが、前年産を0.3ポイント下回った。
主要産地の新潟県が「こしいぶき」などの作付けを推進していることに加え、茨城県や栃木県など他の主要産地が多収品種の作付けを進めていることが背景にある。

主要産地の一つ、栃木県は加工用米と備蓄米、新規需要米の作付面積の増加で「コシヒカリより多収の品種に切り替わっている」とみる。
茨城県によると、大規模経営体が作期分散のために、「コシヒカリ」から県育成の多収品種「ふくまる」に換えているという。

うるち米の作付面積全体に占める上位20品種の割合は、85.9%と前年産を0.3ポイント上回った。
調査は、13年産米の道府県ごとの品種別作付割合と、13年産用種子供給量を基に、14年産用種子供給量を勘案して推計した。
というもの。

コシヒカリに飽きている消費者が多くなっているのに、いまだに産地はコシヒカリにしがみついている。
これも、米の消費が伸びない1つの理由だという事が、まだ産地は判っていないようである。

既にお米は、「主食」ではなく「嗜好品」の時代に入っている。
なのに産地が、未だに古い頭では、どうにもならない。
コシヒカリしか出来ない産地であるなら、何処にも無いコシヒカリを作るのが当たり前の時代。

さて、産地は、この意味が解るだろうか。
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現実を知ってから

2014年08月12日 15時46分09秒 | Weblog
今日の午前中、茨城県の新品種「ふくまる」について、県と打ち合わせをしていた。

打ち合わせの中で、パナソニックとサンヨーのラスト機種の2台を使って、炊きあがりの違いと、両方に言える問題点などの説明をしたのだが、そこで問題取るのが、サンプルのお米の実力である。

これが「ふくまる」として、どのレベルにあるのか。
平均点なのか、それとも上なのか下なのか。
そして、この特徴と食感で、これからのデータ分析をしてよいのかという事である。

自分の今までの経験からすると、今回の「ふくまる」の炊き上がりについては、実力以下なのではないかと想像している。
なぜなら、炊きあがりの見栄えと、口に入れた時の食感がイコールにならないのだ(炊飯器の普通モードで炊いた)。
そうなっているお米を調べていくと、ほとんどの場合、地域の地力に問題がある場合が多い。
なので、地力を調べているのかと聞いたら、食味値は調べているが、やはり地力については調べてはいないという答え。

それではやはり駄目だ。

土地を知って、気候を知って、地域の栽培技術をフルに使って、初めて基準米が誕生する。
今までの茨城コシヒカリと同じ考え方の栽培では、基準米は出来ない。

よって、とりあえず今年は、もうじき収穫される新米から、1件でも多くの米屋で販売してもらって、アンケートをかき集めるて、現状でのお米の平均点を探していくしかないだろう。

県と「和穀の会」との話は進んでいるようなので、「和穀の会」流通で、数年は米屋のみでの販売を仕掛ける予定。
出来るだけ、多くの米屋の参加を期待する。
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おはよーニャンコ

2014年08月12日 08時00分11秒 | Weblog


今日もリリ姉だけ。

フク君は、明け方になると2階に行ったいるようだ。
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