先日ドラマ とんび が終わりましたね。
全ての回を録画し、リアルタイム、録画含めて何度も何度も見返して、その度に泣いて
平日昼間の再放送を観てまた泣いて、スペシャル番組を観てまた泣いて
もう涙腺が緩みっぱなしの3ヶ月でしたが、最終回もまた温かい涙の海で心行くまで溺れてしまいました。
こんなにジーンと心がほっこりするドラマ、いつ以来だったでしょうか?
親のことを思い、子供のことを思い、親であり子でもある自分自身を思い
もしかしたら人生で、一番感動したドラマだったかもしれません。
2枚目でスマートな内野聖陽さんが、顔つきはもちろん声まで変えて
不器用で無骨者のヤスさんの半生を、見事に演じ切ってくれましたね。
これまでも大好きな俳優さんでしたが、さらにファンになってしまいました。
さて、気持ちの中で一区切りついたので改めて原作の とんび を読んでみました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。
愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。
しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまうー。
アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。
我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。
魂ふるえる、父と息子の物語。
原作はドラマより10年ほど前の設定になっていて、小説のアキラは昭和37年生まれ。
温かくほのぼのとした文章で綴られた、昭和30年代の海辺の町の風景。
電化製品、子供の遊び、世の中の流れ、いろんなものが自分と重なり懐かしく読み進めました。
照れ屋のヤスさんのもどかしさが、セリフからも文章からもひしひしと伝わってきて
憎めないヤスさんの人柄に、こちらまでこそばゆくなってしまうほど。
地域の設定が原作では広島、ドラマでは静岡と、方言の違いはありますが
原作のヤスさんも、まさしくドラマのヤスさんそのもので
内野さん演じたヤスさんが、そのまま本の中に住んでいるように感じます。
ただ原作では海雲和尚の登場シーンが少なく、逆にドラマではおっとり系の照雲さんが幅を利かせていて
海雲さんと足して2で割ったくらいの、ドラマより強めの性格に描かれています。
で読み終わっての感想ですが、小説は小説でより丁寧に描かれている場面もあったりで、温かい感動はありましたが
ドラマがあまりにも秀作だったので、こちらはその台本的位置づけに感じられ、思ったほど泣けなくて
ドラマは原作を越えた!と感じました。
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全ての回を録画し、リアルタイム、録画含めて何度も何度も見返して、その度に泣いて
平日昼間の再放送を観てまた泣いて、スペシャル番組を観てまた泣いて
もう涙腺が緩みっぱなしの3ヶ月でしたが、最終回もまた温かい涙の海で心行くまで溺れてしまいました。
こんなにジーンと心がほっこりするドラマ、いつ以来だったでしょうか?
親のことを思い、子供のことを思い、親であり子でもある自分自身を思い
もしかしたら人生で、一番感動したドラマだったかもしれません。
2枚目でスマートな内野聖陽さんが、顔つきはもちろん声まで変えて
不器用で無骨者のヤスさんの半生を、見事に演じ切ってくれましたね。
これまでも大好きな俳優さんでしたが、さらにファンになってしまいました。
さて、気持ちの中で一区切りついたので改めて原作の とんび を読んでみました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。
愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。
しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまうー。
アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。
我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。
魂ふるえる、父と息子の物語。
原作はドラマより10年ほど前の設定になっていて、小説のアキラは昭和37年生まれ。
温かくほのぼのとした文章で綴られた、昭和30年代の海辺の町の風景。
電化製品、子供の遊び、世の中の流れ、いろんなものが自分と重なり懐かしく読み進めました。
照れ屋のヤスさんのもどかしさが、セリフからも文章からもひしひしと伝わってきて
憎めないヤスさんの人柄に、こちらまでこそばゆくなってしまうほど。
地域の設定が原作では広島、ドラマでは静岡と、方言の違いはありますが
原作のヤスさんも、まさしくドラマのヤスさんそのもので
内野さん演じたヤスさんが、そのまま本の中に住んでいるように感じます。
ただ原作では海雲和尚の登場シーンが少なく、逆にドラマではおっとり系の照雲さんが幅を利かせていて
海雲さんと足して2で割ったくらいの、ドラマより強めの性格に描かれています。
で読み終わっての感想ですが、小説は小説でより丁寧に描かれている場面もあったりで、温かい感動はありましたが
ドラマがあまりにも秀作だったので、こちらはその台本的位置づけに感じられ、思ったほど泣けなくて
ドラマは原作を越えた!と感じました。
![]() | とんび (角川文庫) |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |

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