nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

三浦しをん まほろ駅前多田便利軒・まほろ駅前番外地

2013-03-29 13:41:47 | 本・雑誌・ドラマ
Eva Lottaさん のブログで紹介されていた、三浦しをんさんの まほろ駅前シリーズ を2冊まとめて読んでみました。
瑛太さん・松田龍平さん主演で2年前に映画化されたのち、今クールテレ東でドラマ化された作品の原作で
映画も観てないし、ドラマも深夜枠なので一度も観ていないのですが、本日が最終回だそうです。
とはいえ最終回だけ観ても仕方ないので、再放送を観たいと思います。

まほろ駅前多田便利軒
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.-ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。

まほろ駅前番外地
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
東京都南西部最大の町・まほろ市の駅前で便利屋を営む多田と、高校時代の同級生・行天。汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も承りますー。多田・行天の物語とともに、前作でお馴染みの星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリー七編を収録。

まほろ駅前多田便利軒 では高校の同級生であった多田と行天が出会い、便利屋家業を通してまほろ市に住む人たちとかかわっていきます。
過去に縛られながらも今を真面目に生きる多田と、どこまでも謎めいてハチャメチャな言動で周りをかき回す行天のコンビ。
三浦しをんさんの繊細でリズミカルで、コメディタッチな文章は本当に読みやすく、素敵なフレーズがいっぱいあって心に響きます。
そのきれいな文章とは対照的に、物語にはうさん臭そうな人たちや危なっかしい話ばかり登場し
ガチャガチャと騒々しい展開に持ち込まれてしまうのに、何だか心がホカホカしてくる不思議な物語。
そして まほろ駅前番外地 では、前作で登場した依頼人が今一度クローズアップされ、多田と行天以外の人物にもスポットライトが当たります。
相変わらずきな臭くて面倒な話が多いのですが、前作よりもう少し突っ込んだ意外にいい話なども盛り込まれていて
人生にはそれぞれの生き方があり、色んな気持ちが交差していて、良くも悪くも生きていることはハッピーなのだと思わせてくれました。







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コメント (2)
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