nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

綿矢りさ しょうがの味は熱い

2016-11-14 21:19:05 | 本・雑誌・ドラマ
17歳のとき最年少タイで文藝賞受賞、19歳で芥川賞を史上最年少で受賞した綿矢りささん。
当時、高校生の日記風とか、あえて読むほどでもないとか
ずいぶん酷評が多かったので、結局スルーしてしまっていた作家さんでしたが
一度読んでみたくて、こちらを手に取りました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
結婚という言葉を使わずに、言いたいことを言うのは難しい。
「私たちこれからどうするの」-いつも疲弊している絃と同棲して一年近くになる奈世。
並んで横たわる二人の思考は、どんどんかけ離れてゆく。
煮え切らない男と煮詰まった女。
トホホと笑いながら何かが吹っ切れる、すべての迷える男女に贈る一冊。

しょうがの味は熱い/自然に、とてもスムーズに

完ぺきを望む男と、抜け感が魅力の女は、基本的に生活スタイルにズレがあり
愛があっても、相性が悪いと苦労するのではと悩む二人。
それでも女は相手に合わせることに必死になり、男は追いつめられていきます。
膿を出し尽くし、どうしても交わらない議論を重ねた後
いったん距離を置いた二人は、再び一緒に暮らすことになっていくのですが・・・・
きっとこの先も波瀾万丈なんだろうなと思わせる、世の中の結婚あるあるがたっぷりと詰まった物語。



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