遠野に向かった日は 雨だし 寒いし・・・
それでも 遠野に近づくにつれ 日本の原風景とも言うべき 自然と人が融和する美しさ 心地よさに目を奪われました
それは 昔から たゆまぬ人の手が加えられてきたからこそ在るのだと思います
そして 文化も・・・
遠野は四方を山に囲まれた盆地ですから ある意味 閉鎖的
昔から伝えられてきた生活や風習が そのまま大事に残された貴重な場所です
その一つ この土地に伝わる昔話を聴きに行きました
遠野の三大昔話の中から 語り部(かたりべ)さんは 「おしらさま」と「ざしきわらし」を語ってくれました
ちょっと分かり難い方言は 言い添えてくれるので 夫も90%は理解できたと言っていました
私は 仲間内に遠野の昔話を語る人がいて 普段からよく聴くので 慣れ親しんだおはなしです
それでも この土地に生まれ 生きてきた人たちが 語り継いできたものは
やはり 此処に来て この空気を吸って 初めて 生き生きと蘇るのだと思いました