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写楽・・話楽・・・な日々

タネツケバナ と ミチタネツケバナ

2016-04-02 23:26:38 | 


田んぼのあぜ道に タネツケバナ(種漬花) ↑ の 小さな白い花が咲いています 

この花が咲く頃 米作りの準備として 種もみを水に浸し 発芽させるので 

この名がついたそうです 

ところで 同じ アブラナ科 タネツケバナ属に  

タネツケバナによく似た外来種の ミチタネツケバナ(路種漬花) ↓ があります 

繁殖力が強く この20年余の間に 在来種であるタネツケバナよりも 目立つようになりました  


ちょっと見は そっくりでしょう? 

タネツケバナの花は ミチタネツケバナの花より大きい 

タネツケバナの茎には 棘がある 

タネツケバナの 実は 花よりも上に出ない などの特徴があります 

(タネツケバナ ↓ )


ミチタネツケバナの茎 ツルツル 

実は真っ直ぐに伸びて 花よりも高くなる 

(ミチタネツケバナ ↓ ) 


在来種が 外来種に追いやられ 絶滅させられるのではないかという危惧があります 

セイダカアワダチソウが そうでしたね 

秋になると 河川敷などが その花で一面黄色に染まり 圧倒的な繁殖力は恐ろしいほどでした  

でも セイダカアワダチソウは 根から出ていた 他の植物の生長を妨げる物質に  

自らが影響を強く受け 今では 一時の勢いはなくなりました 


日本人は 自然と共に生きることで 

そこから学び たくさんの知恵を育んできたのだと思います  

災害の多い 平地の少ない国土を コツコツ耕し 

収穫量を少しでも上げるように 工夫を凝らしてきたのが 国民性に表れているのでしょうね 

自然観察をしていると ただそれだけでなく いろいろな事を考えます 

長い目で見ること 広い視野を持つこと 

すごく大事だと・・ 

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6 コメント

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おはようございます (鎌ちゃん)
2016-04-03 06:59:20
セイタカアワダチソが一頃に比べて、勢いがなくなったと思ったら、そういうことでしたか。
それにしても、外来種の勢いは凄まじいです。
経済界でも、日本企業が苦戦しています。
日本企業、在来植物、奮起せねばなりませんね。
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Unknown (ば~ば)
2016-04-03 07:01:43
在来種と外来種、考えさせられる問題をたくさん含んでますね。
TPPにしても、すでにアメリカやオーストラリアから遺伝子組み換えの穀物や成長ホルモン使用の牛肉が多量に入って来てますから、さらに拡大されると食の安全性も神話になりますね
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おはようございます (kao)
2016-04-03 09:27:25
在来種と外来種・・
こんな競争があるのですね。
仲良く共存ということは
無理なのでしょうか・・。
とぢらも素朴でかわいらし
花なのに、という気分になりました;;
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鎌ちゃん (MONA)
2016-04-03 22:52:23
過剰な警戒心(敵対心?)は自分にも跳ね返ってくるみたいですよ。
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ばーば様 (MONA)
2016-04-03 22:53:26
田舎で地産地消で暮らしているのが一番かも。
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kaoさん (MONA)
2016-04-03 22:55:36
共存(住み分け?)していくと思いますよ。
大丈夫、大丈夫!
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