今朝の散歩の途中に、まっすぐに突き抜けるような香り・・・
見上げると、山の斜面にヤマユリが咲いていました。
「ユリの王様」といわれる理由がわかります。
子供の頃に、夏に旅行に行った時にみかけたヤマユリの姿は、強烈に記憶に焼きついていますもの・・・
深い森の緑のなかに、真っ白な大輪の花・・・黄色の筋と紅色の斑点とオシベ・・・そして、人の感覚を酔わせるような、その香り・・・
ヤマユリは日本特産だそうです。
1873年のウィーン万博で紹介され、ヨーロッパで注目を浴び、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつだったとのこと。
欧米では、栽培品種の母株として重宝されたそうです。
なるほど・・・素晴らしい花ですね!
神奈川県の県花でもあるのですね。
初めて知りました! ますます好きになった・・・
発芽から開花まで5年もかかるそうです。
山の中でみかけたヤマユリは、持ち帰らず、そっと眺めるだけにしなければネ!!
それは、どんな山野草にも共通のことですけれど。
3番目の写真は、畑の中で咲き誇っていたユリです。
もう、ユリの季節・・・すっかり夏です。
ヤマユリ
ユリ科 ユリ属
こちらはササユリがボツボツ終わり始める頃、ヤマユリはまだ小さな蕾でした。
豪華な園芸種のカサブランカはヤマユリの改良品種なんですね。
カサブランカ・・・そうでしょうね!・・・はじめて見た時、ヤマユリを思い浮かべましたもの。
野性的な魅力たっぷりのヤマユリの子孫が、美しく洗練され、社交界の花形になる・・・
何か、ドラマになるみたいですね
子孫じゃなくて本人ですけど、ソフィア・ローレンとか、マリア・カラスとか・・・イメージします。
でも、彼女たちは色がちょっと違いますね・・・
ソフィアは朱色がかった赤だし、マリアは深~い赤。
白い色では・・・今、思い浮かばない・・・
どうでしょうか・・・?