ポーランドは 国民の殆どが カトリック教徒です
日ごろ離れて暮らしている 家族も
クリスマス・イヴには みな集まり 食卓を囲むとのこと
ちょうど 日本のお正月と 同じですね
イヴの食卓には １２皿からなる 料理が並びます
人数よりも 一人多く 設けられられる席・・・
これは 不意の客があっても それが見知らぬ人であっても
歓迎する気持ちの 表れなのだそうです
クリスマス・ツリーの下に積まれた プレゼントを交換したりして
温かな会話や 笑い声に充ちた夜
日付が変われば キリスト降誕のミサのため
みなで 教会に出かけます
時代が変わっても 確かに 受け継がれていくものがある
ポーランドの クリスマス
***** 山手234番館にて *****
横浜山手西洋館の クリスマスの写真は
今日で 終わります
長い事 お付き合い下さり 有難うございました 
ゲルマンと ラテンが 融合した国
ベルギーの クリスマス
何故か 「理性」 と 「情熱」 という言葉が
頭に 浮かびました
あなたは どちらの色の コーディネートに 惹かれますか？
私は ブルーが とても好きなの
でも 一輪の 真紅の薔薇を 見ただけで
心は 変ります
燃え上がる 炎の色
夕焼けの 空の色
雪の中でみつけた 紅い実
どれも
強い印象となって
いつまでも 心に残りますよね
***** ブラフ18番館にて *****
頬が切れるような 北風
西の空には 残照に浮かび上がる 富士山のシルエット
中空には 白く輝く 月
そんな夕暮れを 歩きました
ダイナミックな 自然の光景は 寒さを忘れさせてくれます
でも こんな 色とりどりの 灯りも
凍えそうな心を 温めてくれるね
***** １枚目 外交官の家 ２枚目 ブラフ18番館
３枚目 ベーリック・ホール *****
金色に輝く イチョウの木立ちの中の 白い家
扉を開けて 一歩入ると
そこは 真っ白な雪の世界
あかあかと燃える 炎と
緑したたる森の木が 鮮やかです
テーブルを囲んだ 雪の精たちの
澄んだ 話し声や きらきらした 笑い声
「 さあ あなたの席は ここよ！ 」 と誘われ
私も ディナーの席につきました
窓から 外を見れば
しんしんと 降り積む雪
「 いったい いつになったら 止むのかしら？ 」
と 私は呟く
耳元で 優しい声
「 雪がやんだら あなたは此処を出て行かなければならないのよ 」
そう 雪が降りやむまで
私は
小さく温かな この世界にいよう
しんしんと 雪が降る
すべてを覆い 眠らせるように
現実の世界は 次第に遠ざかり
あなたは 私のすぐ傍にいる
***** エリスマン邸にて *****
ギィー ・・・
少しだけ 扉が開き
入って来たのは
風 ？
懐かしむように 渦を巻き
階段を 上って行く
風は 緩やかに
ひとつ ひとつの部屋を 訪れ
やがて 何処かへ 消えていった
***** ベーリック・ホールにて *****
フィンランドでは クリスマスを ヨウルと呼びます
深い森と 神秘的な湖
そして 姿が見えなくても
感じる 精霊たちの気配
白樺の枝で 組み上げられた 花器に
苔と 小さな花をつけたヒヤシンスが 植えこまれていました
顔を寄せると
まだ 浅い 春の香り・・・
***** ベーリック・ホールにて *****
色づいたメタセコイアの並木の 葉が落ちる頃
西洋館では クリスマスの飾り付けが 始ります
「 外交官の家 」は ドイツの田舎のクリスマスが テーマ 
キリスト教で イエスの生誕を祝うようになる前から
冬至祭として 深く根を下ろしていた風習があったそうです
原始宗教では
木は 家や船をつくる材料となり 食用となる実が生る
神聖なものだったのですね。
長い夜から 光へ向かう 季節の変わり目の 冬至に
樅の木を 部屋に立てかけ
枝に ビスケットやリンゴを 吊るしたそうです
クリスマス・ツリーの始まりは こんな形で ドイツで始まりました
下の写真は 今でも 残っている風習
その年 畑で最後に採れた麦と
ミズナラの枯れ葉のついた枝を 束ね
冬 初めて暖炉に火をくべる時の 焚きつけにするとか・・・
忘れていけないのは
前の年の 燃えさしを 加えることだそうです
これは 受け継がれる火（命？） という意味なのでしょうか
南ドイツの ベルヒテスガーデンという町には 奇妙な祭りがあります
全身をわらでくるまれた豊穣の神（下）が 腰には牛の鈴を下げ
手には小枝のムチを持ち 闇の中から現れ 家々を訪ね歩き
人に襲いかかったりするそうです
ブッテン・マンドルと呼ばれる この魔物の訪れを 人々は歓迎し
もてなすそうですが 子どもたちには 恐ろしい存在だとか・・・
秋田の「なまはげ」を 思い起こさせる風習ですね
素朴な生活に根差した 人々の想いや祈りは
洋の東西を問わず 共通したものがあるように 思えます
これは 可愛い 
お菓子の家 
（下）
これを作られたお菓子の先生が 熱心に説明して下さいました
ヘンゼルとグレーテルの お話をイメージしたのだとか・・・
モモコ（犬１５歳）は すっかり 冬仕様
もこもこの 白いコートになりました
私も 朝の散歩は ダウンジャケットで
もこもこよ 
私のカメラは いま 修理中です 
借りたカメラで 撮ってます
今朝 真っ白な雪に覆われた富士が 姿を現した
富士山に 向かって
白い飛行機雲が 青い空に 引かれていく
頭の芯が キーン とするほど 冷たい空気
遠くに 雪の匂い・・・
透きとおった光が 心の奥にまで 射しこむ
こんな冬の朝は
生きる喜びが さざ波のように 打ち寄せてくる
落ちる途中で 松に捉まってしまった 楓の葉たち
まるで キラキラ星の オーナメントみたいに
松の木を 飾っている
先日 久し振りに逢う 高校の友人たちと
横浜を 歩くことになりました
何処を案内しよう？ と考えたあげく
先ずは 三渓園へ
ボランティア・ガイドさんの 説明を聞きながら
紅葉が美しい 園内を散策
次は 海に突き出した 大桟橋のデッキから
みなとみらいや ベイブリッジを 眺めました
暑くもなく 寒くもなく
青い空と 海の真ん中で いい気持・・・
中華街も 行ってみたい処ですよね～
好みの中国茶が飲める 茶館で
お菓子や 肉まんなどをつまみながら
ゆっくり お茶をするのも 良いものです
それから 中華街で お土産も買うのも 楽しいね
今の時期の 私が考えた 横浜観光のベスト・コースです
でも
終わりのほうは みな 歩くのに 疲れたようでした 
***** 写真は すべて 三渓園です *****
