「ガ」 「マ」 「ズ」 「ミ」 という名を
何度も 口の中で 転がしてみる
どう考えたって 頑固者って感じだ 
それに 暗く 沈んだ色の イメージ・・・
と思っていたら
「 ガマズミ 」という 硬い言葉が ホロッと崩れ
こぼれ出たのは
輝くような 真紅の実 
真っ白な スケッチブックの上に 落ち
ひと跳ねして
青い空へと 飛び込んだ
*****
ガマズミは スイカズラ科の低木
5-6月に 小さな白い花を開き
秋に 3-5mmの 赤い実になります
実は 食べられます
*****
カサ カサ カサ
枯れ葉が 猛スピードで 北風に駆り立てられていく
ゴォー ゴォー ゴォー
木々を揺らしながら 北風が咆哮する
トン トン トン
話し相手がほしいと 北風が 戸を叩く
あったかな 部屋の中で
クリスマスツリーを 飾り付ける手をとめ
曇り始めた 窓ガラスに
顔 寄せてみる
熱海梅園に 紅葉を観に行くなんて～
ピンと きませんね ・・・ 
でも くるりと周るだけで
「 今年も 紅葉狩りをしたわ～！
」と 満足してしまう
お手軽コースなのです 
以前 梅を観に行った時（かなり昔） は
梅の花よりも 人が多いような気がして ガッカリしましたが
紅葉の時期は かえって良いかも～
足湯につかりながら 紅葉を眺め 歌を詠むなんて
風流？な ひととき 如何でしょう・・・ 
昨日 ボランティアグループの 日帰りバス旅行で
西伊豆に 行って来ました
風さ～ん づづさ～ん
それから 海を隔てて ナベショーさ～ん
こんにちは ！！
行きの道も 帰りの道も 富士山がくっきりときれいでした
真っ白に冠雪した 南アルプスも 見えました
松崎町は なまこ壁の 町並みが残る
静かな海辺の町です
江戸末期から 明治にかけて
左官の名工として 活躍した
入江 長八が 生まれた町でもあります
日本画の素養があった 長八は
漆喰を 鏝（こて）で 躍動的 かつ 細密に描いた
芸術家といって 良いでしょう
長八美術館があり その作品を見る事が出来ました
晴れやかな 青空の 冬の日
梢に 散り残った
色とりどりの 葉たちは
楽しげに お喋りをしているみたい
澄みきった光が
一葉 一葉を
優しく 包み 輝かせる
「 さようなら 」
いつか また きっと 逢えるね
きっと・・・
初めて出逢ったのは いつの頃だったかしら？
春の ある日
カエデの枝に芽生えた 小さな 小さな手を 見つけた
暖かな日差しを探るように 指を広げていった葉は
やがて 柔らかな薄緑色になり
初夏の風に さやさやと 囁き合っていたね
夏になれば
大きく広がる枝は 緑のドーム
充ちている 木の香
木漏れ日が きらきらと微笑んでいたね
別れの秋は 華やかに
紅に 黄に 彩られた葉は
やがて
一葉 一葉と 散ってゆく
お眠りなさい
大地に還り
また いつか
春の日に 逢おうね
気がつくと
いつの間にか とっぷりと 日は暮れてしまいました
そろそろ 灯りをつけましょうね
揺らめく炎に 影たちが 踊り出します
机の上には 過去からの招待状
本棚からは 語りかけてくる 幾つもの囁き
長い 長い夜を 誰と過ごしましょう
それとも 一人で？
華やかな 夢も
追いつめられる 絶望も
地の果てまでも 飛べる翼も
蜘蛛の巣に 絡めとられる 苦しさも
如何ようにも
思うがままの 冬の夜
１２月は 一年を締めくくる月
そして
魔法の月
冬至へと 暗く 長い夜を 下って行く間に
思いもかけぬ 人や 出来事に逢い
それが 新たな 始まりとなる
このブログも そうして始まり
まもなく ４年に なろうとしています
いつも 見て下さって ありがとう 
