シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ
シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ
野口雨情 作詞
中山晋平 作曲
シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ
シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ
野口雨情 作詞
中山晋平 作曲
いつもと変わりない 佇まいなのに
私のみる目は すっかり変わってしまった
古き良き時代を 眺めているような 距離感
平和で 美しく飾り付けられた この場に そぐわない自分
真っ白だと思っていた紙に
みるみるうちに 思いもしなかった絵が浮かび上がった時の 驚き
でも 知らなかったのではない
見ようとしなかっただけなのだ
炙りだされた絵を 目の前に突きつけられ
やっと 目を開いた
価値観が 大きく変わっていくなかで
少しだけ
懐かしい場所に 身を置いた
***** 横浜山手西洋館 花と器のハーモニー2011 *****
ガラスの器を 撮ってみると
光の受け方で 色がまったく違ってみえます
山手西洋館の一つ 「 ベーリックホール 」で
いつの間にか 夢中になって カメラを向けていました
作家の村上春樹の文にも 同じような感覚がしました
難しい言葉や表現がなく 抵抗なくスラスラ~と読んでいける でも 何かの言葉にぶつかって 立ち止まり もう一度 前を読み直すと もっと 別の意味合いを込めたものだったのかもしれない という気がしてきます 年代や 立場によっても 受けとめ方は異なるでしょう 私は 「 夢 」を 「 理念 」と 受け取りました 「 現実 」の方は 彼のスピーチに対しての否定論が そのまま当てはまりますよね
作家の村上春樹氏も 原子力研究者の小出裕章氏も
其々の立場で 誠実に責任を果たそうとしている
その姿に 打たれるのです
たった一日だけの お天気でしたね
夜になり また雨が降り始めました
作家の村上春樹さんが スペインのカタルーニャ国際賞を受賞した時のスピーチを
ニュースで 耳にされた事と 思います
さすがですネ
ニュースでは スピーチの一部だったのですが
「非現実的な夢想家」として
という言葉が ちょっと 引っかかっていました
実際の文では こうだったのです
*****
我々は夢を見ることを恐れてはなりません
そして 我々の足取りを
「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません
我々は 力強い足取りで前に進んでいく 「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです
*****
小出裕章著 「 原発のウソ 」 扶桑社新書 ¥740+税 も
たくさんの人に読んでもらいたい と思う本
近くの本屋さんでは売り切れだったので 私は Amazonで買いました
生い茂った木々の間から 姿を現した
お城のような 邸宅
権威の象徴のような フォルム
これから 何があるのでしょう?
家の中は どこもかしこも 純白の花で
美しく飾りつけられています
きっと これから 大勢のお客さまを迎えるのね
控えの間から 次の間へと
移ると・・・
そうか~ ウエディング と 納得
メイドたちの お喋りを 立ち聞きしてしまいました
「 新しい奥さまは どんな方? 」
「 それが・・ 誰も知らないのよね 」
「 いったい これで何人目かしら?
前の 直子奥さまは お家騒動に巻き込まれて 追い出されてしまうし・・・ 」
「 しっ・・・! 」
入り口に立った執事が ジロリと部屋の中を見廻し 立ち去って行きました
> そうか・・ お祝いのセレモニーなのに
喜べない 複雑な事情が あるみたい
この家全体が 堅苦しく 重い雰囲気なのも それなのネ!
まだ メイドたちの ひそひそ話は 続きます
「 それにしても この家は どうなってしまうのかしら?
昔は 華やかで 舞踏会もあったのに・・・ 」
ところで・・・
私が ここで一番気に入ったのは 何だと思います?
それは
書斎の机の上の 苔と花で造られた本
そして
一輪のアナベル(白いアジサイ)
こんな ウィットのある ささやかなオブジェが好きなんです
*****
文は 創作で書いていますので
西洋館や フェスティバルの趣旨とは 関係ありません
*****
毎年恒例の 「 花と器のハーモニー 」に 行って来ました
フラワーアレンジメントと テーブルコーディネートで
各西洋館を飾りつける 催しです
一時期の派手さがなくなり 雰囲気も落ち着いた気がします
JR石川町駅から 坂を上がって行くと
こんもりと茂った 木立ちの中に
こんな可愛い西洋館があるのです
ブラフ18番館
移ろいゆく自然と 一体になれるような 窓でしょう?
素朴で 温かみのある家には
豪華なダイニングの コーディネートよりも
こんな気楽なテーブルが ぴったり
NEW OPEN
の 小さな看板がかかった
可愛らしい ピンクの ホテル
近づいてみると・・・
「 ホタル様 専用 カプセルホテル
照明設備 無し
自家発電で お願いします
朝露 と 花の蜜 食べ放題 」
お客が入るか
夕方 そっと覗きに行ってみよう
体つきは 雀なのだけど
道の真ん中で 不用心に ポヨ~ンとしてる
親鳥らしい雀が つかず離れず 心配そうに見守っている
ひな鳥の 巣立ちの頃?
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昨日の記事(風さんの)に対して 真摯なコメントを有難うございました
コメントでは 余りにもったいなく 掲載させていただきました
ばーばさまのコメント
日本には昔から『喉もと過ぎれば熱さを忘れる』『人の噂も75日』とか、忘れることを善しとする考えがあります。
根に持ったり恨みを引きずらないことはいいのですが、そこから何も学習もしない気がします。
自民党政治に嫌気が差して政権を換えたら、遣ってることは同じ。
批判する側、される側が代わっただけで、中身は何も変わらない。
原子力を平和のために使う??、言葉は耳障りがいいけれど、基本は爆弾と同じエネルギー。
事故ったらどうなるか、チェルノブイリを見ても分かる・・・その怖さを65年も前に世界で真っ先に思い知らされてるのにね。
『臭いものには蓋』ってのもありましたね、隠蔽体質。
日本人であることが誇らしいかったのは虚構?・・・いまは恥ずかしい。
ぱふぱふさんのコメント
物事を白か黒か・・とことん決めたい~
それが過去から現代までの日本人的感覚
あれほど大勢で賛成した政党も~~見限られたものだ・・寄ってたかって足引っ張ってる
手を貸してよくするのではなくて、とことん痛めつける
原子力施策で潤った地域の人がおくびにも出さず・・
じっと耐えてきた現実を危険をことさら大きく声高に叫ぶ
みんな過去の姿を自分は知らないとばかりに・・
何事も裏があれば表もある・・たまたま裏が出てしまったら~表などないごとくに
好き好んで甘受してなくてもそれが流れで成長できた
これからもその支えになった人がすべて悪ものになっている
人のこというのは簡単ですが、そこには必ずたくさんの人がかかわってるし・・
いつも何か起きると極論と過去のことを見し返すだけ~
失敗を成長の糧(言葉は簡単で綺麗ですが)にしたい
目先のことだけではなくて次世代に残すものは・・
小さな日本のことばかりではない地球規模で壊れてきている
この現実と、それを支えている日本人の心の無機質な他人任せで自分本位なことがますます
地球を壊してしまう気がします
我々は幸いおいしい時代に生きて楽させてもらった
でも次世代は・・困窮な世界になるのか荒廃した世界にあるのかは・・いまの時代に個人主義を貫いてる人達が
どれだけ次世代を考えるかにかかってる
誰でも一緒だし何やってもよくならないから・・と、知らん顔してる人が多すぎる・・
歯ぎしりしてる人が増えて、やがて大きな力になってくれれば・・
旨く政治力出せる人がほしい・・我々は我々にできる力を今以上に出すしか仕方がないのだから・・。
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ばーば様は 青森出身だから 今回の青森県知事選の結果に ガックリされたのでは?
私も そうです
農耕民族のDNA?
右の田んぼ見て 左の田んぼ見て 同じように・・・
天災には我慢強いという美徳が 今回は裏目に出ている
何を間違えたのか
どうして こういう結果になったのかを
はっきり 認識しなければ
軌道の修正を また誤ることになります
ぱふぱふさんは 日本だけでなく グローバルな視点で心配しているのですね
日本の経験を生かす事ができなければ
人間の未来はないかも知れません
これも 香る花
スイカズラ
しなやかな蔓を伸ばし 木や柵に絡みついていきます
同じ枝に 金の花 銀の花が 清々しいね・・・
と思ったら
初めは白い花が 段々と 黄いろに変っていくのだそうです
細い手で 支えとなるものを探り 捉まり 立ち上がる
いつの間にか 蔓は太くなり
絡みついたものから 引き離すのは大変に・・・
花言葉は 「 愛の絆 」