のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

奈良斑鳩の≪法起寺≫に、コスモスを見に行った日のこと〈後半〉

2014-10-12 15:03:28 | 日記

 コスモス畑があるのは、主に法起寺の南側。

 コスモスを満喫した私は、法起寺の周りの畦道を歩いて、法起寺の正門に向かった。

 南側のコスモスに彩られた三重塔とうって変わって、この辺りの三重塔は、逆光のためもあって、ちょっと寂れた感じ。

 でもそれはそれで、なかなか味わいがあると思った。

        

 

 

 田んぼの中に建てられた小屋の土壁と、その向こうの稲はぜが、郷愁を誘う。

                  

 

 

 法起寺の正門に着く。

 正門の向かい側で、農家の方が、柿やイチジクを売っておられた。

 荷物が重くなる懸念はあったが、やっぱり私はイチジクを買った。 (このイチジク、今年食べた中で、一番おいしいイチジクだった!)

             

 

 

 せっかく来たのだから、私は法起寺の中にも入ってみることにした。

 境内に入るとすぐ小さな池があって、その水面に、三重塔がくっきりと映っていた。

             

 

 

 池では、この季節この時刻なのに、薄いピンクの睡蓮の花が二つ咲いていた。

                   

 

 

 法起寺の境内でも、三重塔の傍らでコスモスがわずかながら咲いていた。

             

 

 

 境内のモミジが、すでに、僅かながら色づいている。

                

 

 

 三重塔の奥の方では、柿がたわわに実っていた。

        

 

 

 帰り際、逆方向から見た、池の睡蓮。

                   

                          

 

 

 この日(8日)は、皆既月食が見られる日。

 私は最初、元気があれば夜までここでねばって、この法起寺の塔の上に懸かる満月(皆既月食)を見るのもいいなあ!などと思っていた。

 でも、ここに至って、私の体力は完全に消耗した。

 私はお寺の方にお願いしてタクシーを呼んでもらい、タクシーから電車に乗り継いで、ひたすら大阪への帰りを急いだのでありました‥。

 

 


 

 

 

 大阪に帰り着いた私は、せめて伊勢丹の屋上にでも上って(それまでに夕食をとって)、皆既月食を見ようと思った。

 そこで、グランフロントの方に向かうエスカレーターに乗った。

            

 

 

 しかし、伊勢丹は改築工事のため、全店が閉鎖していた。(改築工事をしていることは知ってはいたが、まさか全店休業とは!)

 梅田で、伊勢丹の屋上以外、満月が昇る東の空を見渡せる場所を、私は思い付かなかった。

 そこで私は、梅田で満月を見ることを諦めて、グランフロントの中を通って、結局中津まで歩いて帰った。

 次は、夕暮れ迫るグランフロントの情景。

           

 

                  

        

 

 

 なんとか我がマンションにたどり着いた私は、直接自分の部屋には帰らずに、マンションの11階までエレベーターで昇った。

 私の部屋のベランダからは見えない満月も、最上階まで上れば見えるかもしれないと思ったからだ。

 それにしても、11階ってメッチャ怖いんやなあ!

 高所恐怖症の私の足はガクガク、心臓はドキドキだったが、何とか下を見ないようにして、月が見える所まで歩いた。

 そのようにして、やっとのことで撮ったのが、次の写真。

 下の方が、わずかに欠けかけているかな?って感じ。

                  

 

 この後私は、皆既月食の本番はテレビで見ることにして、エレベーターで自分の部屋まで降りたのでありました‥。