昨日は、Nさんに戴いたチケットで、ダンスの恩師・M先生と≪木下大サーカス≫を見に行った。
木下大サーカスは、淀競馬場横の広場にテントを張って行われている。
昨日はお天気が良く、私たちが広場に着いた時、広場の上いっぱいに、秋のすじ雲をまとった青空が広がっていた。
サーカスは、午後1時40分開始だ。
男女2人のピエロの楽しい演技に始まり、続いて、美しくもスリリングな演技が次々と繰り広げられた。
動物もいろいろ登場した。
4匹のシマウマが、隊列を変えながら円型の会場を駆け回り、ノッポのキリンさんが、可愛い顔を客席に向けながら優雅に歩いた。
6匹のライオン(その中の2匹はホワイトライオンだった)は稍けだるそうで、それでも猛獣使いの鞭の指示に従って、少し大儀げにダ
ラダラと動いていた。
動物のなかで圧巻だったのは、象さんだった!
この象さん、小柄ながら(小柄だからかな?)ナカナカの芸達者で、後ろ足だけで立ち、鼻を器用に動かしていろんなポーズを作る。
片方の前足を少し折り曲げてお辞儀をしてみたり、本当に賢く器用だ。
木下大サーカスと言うからには演技者はほとんど日本人なのかと思っていたが、案に相違して、外人さんの方が多いようだった。
日本人の見せ場は、やっぱり「空中ブランコ」だった。
小柄な男性の演技者が次々と、高いブランコから空中にとび出し、一回転して次のブランコに飛び移る。
目隠しをした演技者2人が、向かい合ったブランコで空中に漕ぎ出し、一方がブランコから手を離して宙を舞って、他方と見事に手を
つなぐ。
本当に見事な演技だった。
それに木下大サーカスが素晴らしかったのは、演技と演技のつなぎがとてもスムーズで、全く退屈しなかったことだ。
2時間ちかくの時間が、アッという間に過ぎた。
さすがに、“世界の三大サーカス”の一つに数えられるだけのことはあるな!と感心した。
サーカスが終わって外に出て振り向いて見ると、テントの屋根の上で作業員の方が2人、屋根の整備に当たっておられた。
屋根と人物の取り合わせが面白くてすぐにカメラを向けたが、シャッターチャンスを逃してしまった。
サーカス会場を後にした私たちは、淀駅から京阪電車で天満まで戻り、そこで夕食をとることにした。
初めは、OMMビル最上階の“楽待庵”で食事しようとエレベーターに乗ってお店前まで行ったが、余りのお値段の高さに、下の写真
だけ撮って退却した。
私たちはOMMビルを諦めて、“京阪モール”で食事することにして、レストラン街のある、やはり最上階に上った。
結局そこの“美濃吉”で食事することにした。
美濃吉では、窓際の席から、下を流れる大川がよく見える。
私たちは次第に暮れていく外の景色を楽しみながら、食事をいただいた。
(ガラス越しに撮ったので、室内の蛍光灯が写ってしまった…。それに、夜景をクッキリ撮るのは、やはり難しかった。)