のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

何年ぶりかで見た映画‥<聖の青春>

2016-12-10 17:46:07 | 日記

 昨日はいつもの血圧のお医者さんの後、梅田に出て、何年ぶりかで映画<聖(サトシ)の青春>を見ることにした。

 <聖の青春>が上映される映画館は、ステーション北ビルの12階にあった。

 映画のチケットを購入してから上映開始まで、少しだけ時間があったので、12階のオープンスペースに出てみた。

 そこでのスナップ写真。

                

                スカイビルとウエスティンホテル                   グランフロント大阪の南館 

 

 

                                       

 

 

                    

 

 

 

 

 時間が来たので、12番シネマに入って、楽しみにしていた<聖(サトシ)の青春>を見る。

                     

               (上が聖役の松山ケンイチ。下が羽生役の東出まさひろ。)

 

 

 この映画は、小さい時からネフローゼを患い、病院のベッドの上で(父の買ってくれた駒で)将棋をして遊んで以来、将棋の魅力

 に取りつかれた主人公(=村山聖)が、名人を目指して病と闘いながら将棋一筋の生活を送り、結局29歳で夭折する物語だ。

 

 私は将棋については全く知らないけれど、以前、「日曜美術館」の後続いて放映される「NHK将棋講座」を、それとなく見て

 いたことがある。

 その時に<村山聖棋士>の姿も1.2度くらい目にしたことはあるかも知れないけれど、彼の上のような事情は全く知らなかった。

 

 今回、村山聖棋士の燃えるような短い生涯を知って、<俳優・松山ケンイチ>がぜひ彼を演じたいと名乗りを上げて、映画化が

 実現したのだそうだ。

 ネフローゼのため病的に太っていた村山を演じるために、松山は20kg近くも体重を増やして撮影に臨んだのだそうだ。

 

 そんな話をテレビで知ったことと、テレビのドキュメンタリー番組で、村山聖が病気と貧しさのなかでも、一途に名人を目指す姿を

 目にしたことで、私はぜひこの映画を見たいと思うようになった。

 この映画は、多少の脚色は施されているとのことだが、ほぼ、村上聖の実人生を追って制作されている。

 彼の将棋人生の最大の敵であり、ある意味心の友でもあった<羽生善晴>を、あの<東出まさひろ>(PCの変換機能が悪く、

 漢字変換ができなくてスミマセン!)が演じることも、この映画を見たいと思う動機の一つでもあった。

 

 しかし、私はこの映画を見終えて、感動というよりも、辛くて辛くて仕方がなく、身の置き所のないような悲しみを感じた。

 私はグッタリ疲れ、本当は映画の後はユッタリと食事をし、夕暮れを待って「時空(トキ)の広場」のイルミネーションでも楽しもう

 と思っていたのに、その元気は全く無くなっていた。

 私はそのまま帰るために、12階からエスカレーターで地上に降り、力なく歩いて地下鉄に向かった。

 それでも、その途中で、何枚か写真を撮った。

 その写真を次に、説明抜きで載せさせていただきます。