のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

美しい映像! ≪ニッポン印象派 水鏡 ≫

2019-06-21 16:56:54 | 日記

 テレビ大好きの私は、常日頃テレビに映しだされる美しい映像を感嘆の思いで見ているが、6月12日に放映された(2月17日の

再放送)NHK≪ニッポン印象派≫の映像には、特に心を動かされた。

 ≪ニッポン印象派≫はシリーズもので、今回のは『水鏡』と題して放映されていた。

 まず私は、番組の最初に映し出された次の映像を見て、息を飲んだ。

               

               

 

 この水鏡は、八ヶ岳連峰に程近い≪御射鹿池(ミシャカイケ)≫の映像だそうだ。

 そして御射鹿池は、周りの耕作地の水不足を補うために造られた、人工の溜め池なのだそうだ。

                

 

              

 

 

 御射鹿池が、このようなキレイな水鏡になるのには、御射鹿池の水が酸性だからだという。

 この池には、水源から酸性の水が流れ込んでいて、酸性の水には生き物が住めない。

 酸性の水の中で唯一育つのは<チャツボミゴケ>という植物だそうで、この苔が御射鹿池にはびっしりと生えている。

 プランクトンなども住めない透明な水であることと、底には緑のチャツボミゴケがビッシリ生えていることが、御射鹿池の美しい

水鏡を作った要因である、という説明を聞いて、「なるほど!」と思った。

                 

                         水源から流れ下っていく、酸性の水

 

                 

                      御射鹿池の底にびっしり生えたチャツボミゴケ

 

 

 ここからは、私が心を動かされた≪御射鹿池の水鏡≫の映像の数々を、載せさせていただきます。

               

 

               

 

                

 

               

 

              

 

 

 

               

 秋になると木々は彩りを増していく。

 そして更に秋が深まると、その木々の色も微妙に変わっていくのだ。

                

 

               

 

 

               

 

              

 

              

 

              

 

 

 

 そして、冬。

               

 

                

 

              

 

 

 

 当然のことだけれど、実際の映像は、この数倍も美しかった。

 かの東山魁夷氏もこの御射鹿池に魅せられて、池に近い宿をとって、写生に明け暮れられたという。

 そしてその末にできたのが、あの有名な「緑響く」だったことも、この番組で初めて知った。

                   

                         東山魁夷氏 (1908~1999)

 

              

                               「緑響く」