( 「テレビで“紅葉狩り”」の①を書いてから、間に違うテーマのブログが入ってしまいました。形としては変ですが、順序を変えずに今から
②を書いて、今年最後のブログにさせていただきます。)
②の≪石鎚山≫は、12月23日の「にっぽん百名山」で取り上げられたものだが、①の、なだらかな≪栗駒山≫と違って、急峻な修験
の山だ。
紅葉をまとう秋の石鎚山
登り始めの頃に頭上に輝くのは、「シロモジ」という木の、薄黄緑色をした爽やかな葉っぱだ。
この葉っぱは、カッパの手のような形をしているのだそうだ。
かなりの時間登ると「夜明け峠」に到着する。(下は「夜明け峠」から見た石鎚山。)
夜明け峠辺りの道の端には、りんどうの花がまだ残っていた。
夜明け峠を過ぎると、急峻な鎖場が次々に現われてくる。
鎖場は3つあるが、2番目の鎖場を上りきると、石鎚山の北壁が姿を現わす。
さらに3つ目の鎖場を上りきると、そこが、「石鎚山・弥山(みせん)」の山頂だ。
そこからは、「天狗岳」がいよいよ姿を現わす。
その天狗岳の山腹を彩る紅葉は、「ベニドウダンツツジ」だ。
天狗岳を望むこの場所で、一人の男性がカメラを構えておられた。
その方は、山岳写真家の福島勲さん。
福島さんは長年石鎚山に登り、石鎚の様々な姿をカメラに収められてきた。
その素晴らしい作品も、一緒に載せさせていただきます。
『元日の雲海』
『黎明の刻』
『優美』 『秀峰天狗岳』
この日は弥山の山小屋で一泊し、翌朝、朝陽に輝く天狗岳を眺める。
そして、いよいよ天狗岳の頂上目指して登り始める。
足元には、大量の「滝雲」が、もの凄い勢いで流れている。(そのまっ白い滝雲の美しさと言ったら!)
でも滝雲の美しさに見とれているわけにはいかない。
天狗岳の頂上に登る石の道は、狭く急で、ちょっとでも気を許せば、命を落としてしまうのは間違いない。
遂に、無事登頂!
最後に、天狗岳の頂上から眺められた景色と、再び、石鎚山の雄姿を載せて、ブログを閉じます。