友人から、「我が家のフジバカマが満開近くになっているよ!」という知らせが、入ってきた。
私は数年前からフジバカマが大好きになっている。
あまり目立つ花ではないけれど、淡い紫の何とも気品のある花の姿に、私は一瞬にして魅せられた。
それにフジバカマには、“渡り蝶”と言われる<アサギマダラ>がよくやって来るので、運が良ければ、アサギマダラにも
出会えるかも知れない。
ということで、私は10月6日に、いそいそと長居植物園に出掛けたのだった。
その日は秋日和の上天気で、長居公園に入ると、少し色づき始めた銀杏の葉の向こうに、白い雲を浮かべた青空が広
がっていた。
長居スタジアムの照明灯の上にも…
植物園に入ると、エントランス付近で、まっ赤なサルビアとオレンジと黄色のマリーゴールドが、行儀良く並んで出迎えて
くれた。
そしてその向こうに、いつもの大池が、静かに広がっていた。
フジバカマが植えられている所には、(前回は向日葵畑だった)コスモス畑を通って行く。
もうコスモスの時季だけれど、ここのコスモスは遅くに種を撒かれたらしく、花はまだホンの少ししか咲いていなかった。
コスモス畑から見上げた空も、遠くヤシの木の上に、わずかの雲を浮かべただけの、一面の青空だった。
コスモス畑のすぐ傍に、大分色づいたコキアが、丸い頭を並べていた。
フジバカマの所に辿りつくまでに、いろんなモノに目がいって、思わず写真を撮ってしまう。
コキアの傍の畑で、瓢箪やカボチャの実が熟して光っていた。
そこに植えられていたダリアの花も、日の光をいっぱいに浴びて輝いていたので、思わずシャッターを押してしまった。
そこからしばらく行くと、カリンの実が、これも日の光をいっぱいに浴びて、輝いていた。
※ ここまでで大分長くなってしまったので、肝心のフジバカマは次回に載せさせていただきます。ごめんなさい!