スカイビルではこの時期、ビルとビルの間の狭い空間に、鯉のぼりが揚げられる。
ビルの谷間なので、揚げられた鯉のぼりも決してのびのびと泳ぐ感じではないけれど、鯉のぼり好きの私は、やっぱりその
姿をカメラに収めた。
しばらくすると、保育園の子どもたちが先生に連れられて、鯉のぼりを見にやって来た。
子どもたちが被っているいろんな色の帽子を見るだけで、何だか嬉しくなってくる。
そのあとしばらく経つと、仕事が一段落したらしいこのビルで働く男性陣が、ビルから出てきて、鯉のぼりの向こうで佇ん
でいた。
最後に、鯉のぼりの下を歩く男性と、ビルのガラスに映った鯉のぼり。
鯉のぼりが揚げられているエリアを過ぎて、私は、もう一つの“緑”(正式には「中自然の森」と言われる)を訪ねた。
そこは半地下に緑が植えられ、小さい水の流れも造られている。
半地下に下りる前に上から眺めると、緑の中に白い花らしきものが見えた。
遠くてその花が何なのかは分からなかったが、季節がらヤマボウシではないかと思った。
とりあえず写真を撮って、帰ってからその部分を思いきり拡大してみたら、やっぱりヤマボウシの花だった。
今年ヤマボウシの花を見るのは初めてだったので、とても嬉しかった。
階段を下りて、小さな森に入って行った。
入り口のところの水辺で、カキツバタが咲いていた。 その上の崖には赤いシャクナゲが咲いている。
この2つの花以外、この森でも花の季節はもう終わっていて、周りは緑に囲まれている。
唯一花と言えるのは、このシモツケだけだった。