朝起きて水やりをしようとして窓を開けると、モワッとした何とも言えない蒸し暑い空気が、部屋の中に流れ込んでくる。
クーラーで涼しくなっている部屋の中から出ると、息苦しくなるような空気が体を覆う。
「わあ、夜でもこんな蒸し暑さの中で、あなたたちは過ごしているのね…。」
私は、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、鉢植えの植物たちに向かって、心の中でつぶやく。
そして、せめてもの思いで、鉢植えに水をやる。
こんな状態だから、ベランダの植物たちは、概して元気がない。
中には枯死してしまったものもある。
そんな中で、比較的元気な花があると、嬉しくなって写真を撮る。
一番元気な花は、南国の花・ハイビスカスだ。 昨日も、2つのまっ赤な花を、元気いっぱい咲かせていた。
オリヅルランの陰になって、一日中の日射からは身を守れているピンクのペチュニアも、まあまあ元気なほうだ。
それでも、強い朝陽を受けて、その光を透かせている葉っぱや花びらは、ひとときの美しさを見せてくれる。
昨日の朝は珍しく、空が淡いオレンジ色(ピンク色)に染まっていた。
こんな空でも嬉しいと感じる、コンクリートジャングルのベランダから見た空なのです。
西側の空 東の空