百翔

あした天気になぁれ!

 さむらい

2007-12-25 | Weblog


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少し前というか、最近の感覚で行くとかなり前かも知れ
ないが「ラスト サムライ」というのがあった。トム・
クルーズと渡辺謙が出ていた映画。幕末頃にアメリカで
騎兵隊をやっていた主人公が日本にやって来て、敵方の
武将である侍の魂に惚れて最後は一緒になって戦おうと
する内容だったと思う。

このラストとダブルのが「明日に向って撃て」というポ
ルニューマンとロバートレッドフォードの出た映画のラ
スト。アメリカ映画にしては理解した部分もあるが何処
か違和感がある。要は「精神性」が抜けているのではな
いだろうか。相手を殲滅させて喜ぶのと、相手の立場や
修練をおもんばかり、ただ喜べない日本的な戦い。(相
手を倒す目的は同じでも、倒した相手に対する敬意があ
るかないか)

特にアメリカ文明は、先住民のインディアンといわれる
人々を虐殺した上に成り立っている。母国での将来に見
切りをつけた人々が新天地を目指しやって来た。現に最
初にアメリカを発見したと言われているコロンブスも二
度目にやって来た時には略奪者に変身していたと言われ
ている。

日本の幕末は、徳川憎しの長州が最終的に大勢を占めた
が、要は内戦であり、相手を「おもんばかる」心はあっ
たと思う。ここに単に怨念で動かなかった薩摩の西郷隆
盛の評価と人気があると思われる。歴史を語る時に、今
の価値観で当時を語っても何の意味も無い。

コメント
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