畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

銀行合併

2006-01-11 22:46:23 | 政治・経済
 2006年1月1日。東京三菱銀行とUFJ銀行が合併し「三菱東京UFJ銀行」が誕生した。これでメガバンクは同行と、みずほ銀行、三井住友銀行の3つになってしまった。他にも“りそな銀行”や“あおぞら銀行”や先日新規株式公開した“東京スター銀行”などもあるが、規模としては先の3つの銀行に及ばない。
 戦後すぐ、メガバンクが日本の経済界を寡占してきたということで、財閥系銀行は次々と解体されて中小銀行が生まれた。しかし、規制緩和の流れで合併が促進され、結局3つになってしまった。ひょっとするとさらに合併で3行体制になってしまうかもしれない…。
 では、変わった事は何か。利用者にとってもメリットは、同じ銀行の支店が増えたので、手数料を取られなくてすむ。銀行の規模が大きくなったことで、不良再建の処理が進み、経営環境が改善した…ことくらいだろうか。しかし、銀行は不良再建の処理と利益確保のため、土曜日午前中の手数料を優良化したり、中小企業向け融資をえらく厳しくしたりと、デメリットも多い。しかも相変わらず、銀行窓口は平日3時まで、土日祝日は休みときたもんだ。無論、企業を相手にするなら平日に開いている方がよいが、一般客でも窓口利用をするときはあるわけで、そのためにも土日のどちらかは開店してほしいものである。市役所だって、サービス業な土日のどちらかは開店すべきであろう。そのかわり平日の火曜休みやローテーションすれば良い話である。相変わらず銀行は殿様商売である。
※一部信用金庫・銀行では窓口4時まで開店や24時間営業の支店もあるが…。