畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

歳出削減…三重県松阪市の場合

2012-01-26 22:23:00 | 政治・経済
本日の報道ステーションで「三重県松阪市」の山中市長が歳出削減の例を特集していた。


 山中光茂市長は、2009年に松阪市長選挙に立候補し、自民・民主・各種団体相乗りの現職を破って初当選します。市長に就任し、予算の末端まで把握し、予算作成の段階で1円単位でバッサリ予算を削る。その中で、ごみ焼却場の建設費を一社独占状態から競争入札に換え、200億円超の予算だったものを120億円弱に圧縮した。また医師会の反発を押し切って健康診断の特別手当を削減するなど財政削減に努めます。
 2010年には、地方自治体で初めて借金時計を設けます。2010年には1秒間に54円減少するなど(2012年1月現在で1秒16円の減少)、国の借金時計とは反対に、松阪市債は減少していき健全財政を目指しています。


 一方で、山中市長は、外国人にも住民投票権を付与する三重県松阪市の「市まちづくり基本条例案」の制定をめざし、市民の批判を浴びている。市長は外国人住民投票権と外国人参政権とを結び付けた批判があるとして「全くの誤解だ。外国人参政権は私も反対」と話しているが、相変わらず批判は多く条例案可決の見通しが立っていない。さらに、2011年6月27日、松阪市議会の答弁で、菅直人首相が訴えている自然エネルギーを電力供給の2割に増やすとの主張について「ちょっとあほな総理が軽々しく言っている」と発言し、その軽々しい発言にも批判があるなど、「財政再建を成し遂げた才能ある市長」と絶賛しているわけではないようです。


 歳出削減は、私が先日ブログで発言したような歳出削減をすでに実際に実行しており、すごい人がいるなあと思っています。やはりトップが予算内容を的確に把握し、トップダウンで削減することが手っ取り早いみたいですね。ただ、それが国政という超大規模ですべてを把握できるか疑問ですが。そして、外国人住民投票権の批判のように、やはり人間何事も完璧な人はいないなって思わせる人物でした。それでも、市債がしっかりと減少しているのはスゴイことです。