昨日のこと。
旦那が顔を出した学校でのオリエンテーションで、
息子のクラスの副担任に呼び止められ、
「デヴィッドの模写力や描写力、
話す時に頭の中でイメージしている映像が、
とても優れていて、
実は、自分がデヴィッドとよく似たタイプの人間なので、
彼とは非常に気が合うというか、
感性が合い、
毎日がとても楽しいんです。」
と言われたらしい。
この副担任、
芸術と数学だったか英語だったか、
二学部専攻している大学院生。
「お前、(息子のそういうとこ)知ってたか?」と旦那。
模写に関しては、
実は夏休み中に遊びで模写していた絵が、
まるで、絵の上に紙を置いてなぞったかのように細かく、
バランス良く書けてて驚いたのだけど、
私自身、「模写」ということに関心がないだけじゃなく、
「模写」なんかよりも、
真っ白な紙に、自分で想像して自由に描ける能力のほうが素晴らしいと思っていたので、
全然気にもしていなかった。
でも、先生にそう言われたからには、
やっぱり見直す必要があった、「模写・描写力」。
例えば息子に白い紙を渡して、
「はい、どんな昆虫でもいいから描いてみて。」と言っても、
彼はそういうことは苦手だし、描き始めるのに時間がかかる。
「なんでもいいから」「思うように」「自由に」とかもっと嫌だと思う。
息子の中で「思うように」は「適当に描く」に近い部分があり、
そういうのが嫌なんだということは気づいていた。
だけど、今までPrekから1年生までのアートのクラスは、
そういうことばかりだったように思う。
こういうのは、実は女の子に得意な子が多いらしい。
ところが、図鑑を開き、
「コガネムシを見ながらより正確に描いてみて。」
というのは好き。
毛の様子、爪の形、頭・胴・腹のバランス、など、
そういう細かい部分を模写するのは苦じゃない。
恐らく息子は、発想力や大胆に行動することは苦手なんだと思う。
代わりに、
観察力と正確さを追求するのに長けているのかもしれない。
だったら、得意な部分を活かして延ばしてやらない手はない。
3Dの絵を模写させて立体図に慣らせば、
建築物の図面などに興味を持つかもしれないし、
人体の臓器や筋肉なども正確に理解させることも可能かもしれない。
模写に慣れれば、物事のイメージ力が今以上に増すかもしれない。
そう思うと楽しみになってきた。
それともう一つ挙げた「イメージ力」だが、
担任の言うことには、
息子が話しているときの頭の中の想像や疑問を含むイメージが溢れていて、
それが話が止まらない要因の一つであること。
彼はよく喋るけれど、無駄な話はしない。
また言葉に纏まらず、なかなか文章に書き出せないという弱点。
文章にしてみると、シンプル過ぎて、
全く彼の真意が伝わらなく、書く気力が萎えるという欠点。
これは1年のときの担任も、
現在進行中の英語の家庭教師も、
皆同じことを言う。
「脳内にイメージしたことが口先からペラペラ出て止まらない」というのは、
日本の芸人で喩えるならば、
明石家さんまみたいなタイプなんじゃないかと思った。
まあ、さんまさんは、人を笑わせること優先だけど。
イメージしたことを、瞬時に脳内で言葉に纏め発言できるほうがいい気がするけど、
まあいい。
そういう特徴があるのであれば、
またそれも活かしたやり方を考えなければ・・・。
客観的に息子を観察してくれる第三者に、
私の知らない息子の特徴を教えてもらえて、
本当にありがたい。
特に私の見過ごしていた点が、
非常に重要だったりするんだと思う。
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