前セメスター(学期)、
公衆衛生のリサーチ論文を書かなくてはいけなくて、
NY州の黒人コミュニティーについて調べていたんですが、
そのときに、アメリカの国勢調査のデータなども目を通していました。
最新のデータでも、
2017、2018年の結果で、
コロナ禍以前の統計。
「高齢化に備えなければ!」と、
日本のみならず、欧米も言ってました。
ニューヨークの人口ピラミッド。
2020年のものでも、統計そのものは2017年。
こちらがコロナ前のニューヨークの人種。
アジア人これだけなのに(緑色)、
優秀公立校生徒の9割がアジア人って、面白い。
こちらが東京の2020年、人口ピラミッド。
人口推計を見ていて、
コロナ収束後は、
全然違うことになっているんだろうな…と…。
仮にワクチンの効果を期待して早めの収束を見ても今年の夏。
まだ半年以上あり、
まだまだ全世界で猛威を振るっていて、
毎日コロナの死亡者だけでも凄いし、
イギリスなんて一日のコロナ死亡者数が1500人よ!
どんなことになるんだ?!と思う。
人口推計はまだまだ変わっている最中。
最終的には65歳以上の高齢者数が今までにない減少と、
(別にそれを望んでいるわけではないけど、現状を考えてみる。)
コロナの影響で「産み控え」をしている夫婦が多いので、
出生率もグンと低くなると思う。
出産直前に転院させられるようじゃ、
産む気も失せるわね。
日本は極少子化社会になる。
今の20~40代に、
どっと国の再建負担がかかって来るなと。
ニューヨークはもともと、
少子化は危惧されていなかったから、
コロナ後はどうだろうな?って。
コロナ初期の非常事態宣言中は、
家ですることないから、
子作りに精を出すカップルが多いと言われていたけど、
それで妊娠が増えたのか、どうなのか、
その辺は分からない…。
この1月、2月、3月あたりで出生率が増えていたら、
非常事態宣言が、
少子化を止めるのに一役買ったということになる。
逆に、このコロナ期の中で生まれてきた子は、
受験も就職も、競争のない世界で生きていけるかもしれない。
だけど、
妊娠を計画している女性、
母乳育児をしている(またはする予定)の女性は、
コロナワクチンは接種できないことになっているので、
やっぱり精神的な不安が大きい。
コロナ収束頃を見計らって妊活する夫婦が多ければ、
コロナ収束後は軽めのベビーブームになるだろうから、
ここで生まれてくる子供は、
いろんな面で競争の激しい社会で生きていくことになるだろうし。
商売に関しては、
高齢者を対象にしたビジネスや、
子供をターゲットにした商品は、
難しくなるかもしれない。
とはいえ、
高齢者がいなくなるわけではないし、
人はどんどん老いていくので、
高齢者ビジネスは必要なのだけど、
国(日本)が推し進めていた介護、介護という流れで、
介護やヘルパー関連の仕事をパートや派遣でしている人は、
コロナ収束後に高齢者が減り、
職を失う可能性が高くなるかもしれない。
「コロナ禍の中、入所者のために
あんなに自粛して、懸命に仕事をしてきたのに!」
と嘆いても、
遅くなるので、今から潰しが効くように備えておいたほうが賢明だと思う。
良い点は、
今後、高齢者施設に入所しやすくなるかもしれない。
ニューヨークもね、
良い高齢者施設はなかなか入れないのよ。
コロナが収束しても、
数年後にはまた新たなウイルス感染症が必ず出てくる。
必ず来る!
(だから日本はしっかり感染症対策の法律を改正しなきゃいけない。)
今回のワクチンのこともあって、
今後、バイオメディカルエンジニア
(生物医学工学といって、工学と医学を融合する職業)は
注目されると思う。
医療に携わりながら、ウイルスに感染するリスクは少ないし。
薬剤師や医者を目指そうと思っていた学生たちが、
こっちへ方向転換するんじゃないか?と思う。
(そもそも、薬剤師は多過ぎてニューヨークでは仕事が無い。)
教師を目指す人は、
卓越したコンピュータースキルがあるほうがいい。
今後は、オンラインでも対面でも、
どちらでも良い授業が出来る教師が求められる。
前セメ、教育実習生だったので、
大学生にオンライン授業を2回、
あと、数学試験の勉強に
日本の数学動画見まくって勉強しなおしたんですが、
対面授業と違って、
学生は画面をじ~っと見ているだけなので、
(対面だったら、先生の顔見たり、教科書見たり、
ノートに書いたり、パワーポイント見たり、いろいろ見れる)
とにかく、退屈させない展開で
いかに、オンライン授業にのめり込めさすか!がポイント。
ペースが遅くても、早くてもダメ。
静止画だけでもだめ。
せっかくコンピューター使って授業するんだから、
いろんなやり方を駆使する。
正直、ユーチューバーの人から学べばいいのよ。
興味を引く動画を作ったり、編集したり、
授業中にもあっちの動画引用、
こっちの動画引用で、
テキパキこなせるだろうなと思った。
そういうスキルを教師になる人は身に付けなきゃいけない。
それが出来ない人は、これからの時代、教師に不向き!
いろいろと変わってきていて
楽しみな部分もある。
変わるから、面白い!
まあ、そんなことを子供たちと話しながら、
将来進みたい世界を模索しています。
先の見えない暗い未来の中にも、
希望はある!!