Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

息子の彼女は才女

2022-06-08 | 2人育児

そんなこんなで、息子とは言い合いもしますが、
それもこれも、私が挑発して揶揄うからなんですが、
どうやら初恋のアーちゃんとは続いているようです。

さて、このアーちゃん、
息子のどこがいいんだか不思議でならないのですが、
一途にずっと好きでいてくれる、けな気な子なんです。

彼女の存在を知ったのは、
確か息子が小学2年生になったばかりの時。
年齢的にいえば、日本では小学1年生です。
学校の親同伴のレストラン見学とピザ作りの遠足で、
チョロチョロする息子を注意するために行ったようなものだったんですが、
先生の横で、
遠足中、ずっとノートに何かを書いている子がいたんです。

帰る頃に、
さすがに気になって、
何書いてんのかな?
絵でも書いてんのかな?と覗いてみたら、
クリップボードに挟んだ紙いっぱいに、
遠足の詳細を、細かく纏めて書いてあったんです。

その子は腕時計をしていて、
その都度時間を書き込みながら、
たとえば、
9:30、スクールバスが到着、1組の生徒から順に、
保護者のいる生徒は保護者と一緒にバスに乗車。
他の生徒は、組になって乗車。
バスの運転手に挨拶をし、着席後はシートベルトの確認。

10:40、渋滞に遭ったため、到着が遅れる。

11:30、厨房内を見学。大きな業務用冷蔵庫や冷凍庫、
オーブンなどを見学する。

などなど、

その他、ピザ作りの工程まで。

すげぇ~

私、それ見た時に、
顔が真っ青になったと思います。
大体、うちの息子、まだ時計もちゃんと読めてなかったんじゃない?

文章の単語も綴りも間違ってないし、
なんでこんなに、スラスラ纏められるの?
しかも、立ったまま。
というか、歩きながら。

何?この子?
2年生ってこういうレベルなの?

と、ほんとにショックを受けたんです。
その、ショックを与えてくれた子が
何を隠そうアーちゃんです。

その遠足から1か月後くらいに三者懇談があって、
その焦りを先生に告げたら、
「あの子は特別なんです。
ただ遠足に参加するだけでは退屈するので、
遠足の詳細を纏めるようにお願いしてみました。」
と先生。

そのアーちゃんです。

まさか、コロナ中のオンライン授業中に、
息子がアーちゃんに告られていたなんて知りませんでしたし、
息子の「クラスメイトに知られると、
変に冷やかされたりすると嫌だから、
誰にも言わないで欲しい。」
という気持ちを尊重してくれ、
本当に誰にも言わなかったアーちゃん。

高校も、親の私には内緒で、
2人同じ高校に行くって決めてたみたいだけど、
結局、アーちゃんは塾なんか一度も行かず、
すんなり難関校に合格。

息子は第二志望に合格したけど、
それじゃあ意味がないので、そこには行かず。

中学の卒業式では、
アーちゃん卒業生総代に。

あれからもうすぐ1年。

どうせ違う高校だし、
アーちゃん秀才だし、
すぐフラれて別れるわっと思っていたけど、
別れてない。

毎週金曜日は、
アーちゃんが自分の学校から、息子の学校まで、
1時間かけて来て、
氷点下の寒い日も、
ずっと息子の授業が終わるのを、
外で待ってくれているらしい。

その後、同じ電車に乗って一緒に帰るだけなのに、
それでも会いたいから、話がしたいからと、
貴重な勉強時間を無駄にして、
1時間もかけて、息子に会いに来るらしい。

信じられん。

「僕も信じられん」と息子。

頭の良い子なので、
週末は家庭教師して、数万円稼いでいるらしい。
経済観念も、やっぱり相当しっかりしてる。
(日本でいうまだ中学生ですからね。)

アーちゃんの高校には、
頭の良い、カッコいい男子生徒もいっぱいいるだろうに…。

ニューヨーク生まれのニューヨーク育ちでも、
こんなけな気な子っているんだなと思って。
このまま、結婚すればいいのに!
と最近思うほどです。

が、イスラム教だけどね。(緩めの)

おまけに、アーちゃんの弟が、
私の娘と同級生で、
ここが犬猿の仲。

「アーの弟、鼻くそばっかほじってて、
マジで汚ね~!」
と娘…。

将来、何になりたいのかな~?アーちゃん。
夏休みの間、一度も会いない二人なのに、
申し訳ないわ…。

息子の初彼女が、アーちゃんで本当に良かったと思うんです。
息子もすっごくラクなんだと思う。
幼い時から知ってるから、カッコつける必要もないし、
緊張もしないし。

この間、小雨の金曜日に、
雨宿りしながら、イチャイチャしてる息子とアーちゃんを見ちゃって、
速攻、「見~た~ぞ~!」ってテキスト送っといたけど、
いやらしいイチャイチャ感は無く、
息子の優しそうな表情見て、
青春してるな~、いいなぁ~と思った。

こんないい子はいない…。

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