昨日は仕事が忙しかったあまり、愚痴りましたが、
そういえば書き忘れていたんですが、
私が診療した患者さん、その数時間後にPCR検査受けたら陽性だった人が2人いて、
「ユウコ、一応念のために、体調の様子みてね。」
と言われたのも、しょうがないとは言え、
精神的な重荷でした。
ともあれ、
今日が第2の給料日だったんですね。
(今の病院は月2回振り込まれます。)
金額見て感謝。
こんなに働いたっけ?と思いましたけど、
いや~、こんなに頂いてるんだもん、
月数回の激務に辞めるとか言っちゃダメだな…と思いました。
どんなにひっくり返っても、
この待遇と、このお給料は日本では絶対に無いし、
ニューヨークでも滅多にないので、
骨を埋める覚悟で働きます。
やっぱり満足できるお給料頂けるというのは、
やる気に繋がる。
日本帰省中は同業者数人から、
「日本に戻ってきて仕事したらいいのに~。
日本は平和でいいよ~。」なんて言われましたが、
私のニューヨーク生活の何を知って、そんなことを言うんだろう?と不思議でした。
日本で頂いていたお給料の5倍は頂いているんですね。
しかも週休3~4日で。
で、やってることは日本でやってたことより楽しい♪
基本的に雑用とか大嫌いだし、院長の指示通りしか出来ないのも嫌だし、
気も利かないし、すぐ飽きるし。
とにかく窮屈で、物足りなかった日本での働き方。
だから、アメリカの職場環境のほうが断然天国。
となったら、この仕事と経済水準を手放すのは、
余程のことがない限り不可能です。
「何故日本の賃金は上がらないのか?」というテーマで、
よく論じられていますけど、
日本は文化的に、業務範囲外の雑用もこなして、
「よい社員」みたいにみられるじゃないですか?
歓送迎会や忘年会もそう。
私の場合、医療従事者であっても、朝掃除したり、朝礼参加、ラジオ体操、
診療補助、材料の在庫管理、介護、福祉の分野、レセプトなど、
実際の施術でも医療でもない分野に足を踏み込まざるを得ないし、
で、その分野は給料の中に入らない。
でも、しないわけにはいかないでしょ?周囲は皆、奉仕でしてるんだし。
それをする人が「気が利くいい人、良い社員」みたいな風潮があるから、
賃金上げなくても回るんだと思うのよね。
いろいろな要素を詰め込むと、その専門職の特徴がボヤけると思うのよ。
何でも屋じゃないんだから。
「社会的地位を上げて、賃上げを!」と声を上げたいのであれば、
社会に専門職のボヤけたイメージを与えたらダメだ。
と私は思うんですけど、
こういうことを言うと、
「日本の現場を知らないから、そういうことが言えるんです。」
とか言われるんですわ。
日本でも働いてましたけど。
アメリカは、専門職業務の一点突破です。
自分の業務範囲内のことだけやってればいいし(それで雇われてるから)、
それ以外のことを要求されることも、期待されることもない。
だから、他の専門職のこともリスペクトできるし、
お互い被らないから。
あっちはあっち、こっちはこっち。
これくらいハッキリと線引きしてくれるほうが、
思う存分自分のスキルで勝負できる。
と思っています。
だから、新しい専門職もどんどん出来る。
日本には存在しない医療専門職、沢山あるよ。
日本は、他の職種が兼用してやっちゃってるから、
専門分野として伸びないし、
賃金も上がらない。
まあ日本は世界一の高齢化社会だし、
介護専門職に就く人が少ないから仕方がないんだろうけど、
同業者が本業の枠を超えて、
好きでもないのに「介護・介護」と言ってたら気の毒に思えるけど、
国が医療専門職をいいように利用して、介護や福祉の資格も一緒に取らせて、
賃金上げることなく、上手く丸め込もう!
としているように見えてたのは20年前からですけど、
まだ同じ状況ですよね。
これに乗っかってる人が、
若者に閉塞感を与えているようにすら思える。
とに角、日本の国のやり方が、
日本に居たころから大嫌いでした。
12月はクリスマスイブ前日まで、
平日はほぼ毎日仕事です。
初心に帰って頑張ります!
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