見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

あつ~~い、大分

2019-08-01 22:00:53 | 幸せに生きる

 大分への旅、ご縁ある皆さんのお陰で、大満足の3日間となりました。
 
 5月初め、「シチェチニン先生の学校」の映写会の後の交流会、本当に不思議だと思いましたが、何故かあの席で古代紫の話が飛び出し、絶滅危惧種の蘇生に取り組む方に繋がる予感。
 そこが起点となり、6月中旬、わざわざ大分から凄い話を携えて来てくださった方があります。
 その方の話を一緒に聞いた篤い志を秘めたご夫妻とともに大分への旅を決めました。

 ご縁を繋いでくださった皆さんは、“アナスタシア”と“共育”への熱い思いを持つ皆さん。
 バタバタの毎日の中で、準備も十分できないままに当日の朝を迎え、あたふたと自動車道に乗った感じで、珍道中の意外な展開とでもいうのか、泊まらせていただいた「庄内呼吸する村」のことも着いて何となく外縁に触れ、持ち主の方のことも行ってからそんなことだった!!
 強い思いを持った皆さんの歯車が少しづつ噛み合い、新しい時代が生まれる?感じ。

 「庄内呼吸する村」は、アナスタシアの一族の祖国、シチェチニン先生の学校、化学に頼らない自給的暮らしなど、持続可能なコミュニティづくりへの皆のエネルギーが集まりつつあるところでしょうか。


なに、相似象!?
 拠点となる築100年以上の古民家でくつろぎながら、置かれた本棚を見てギョッとしました。
 アナスタシアシリーズの他に面白そうな本が多くありましたが、目が釘付けになったのが相似象のシリーズ。
 持ち主で、呼吸する村の作業を大きく担う米ちゃんに聞くと、発信源は2日目午前中に訪問するなずな赤嶺農場の赤嶺勝人さん!だとわかり、おっと~~!!こりゃ凄い!

 ついこの前、「ニンジンから宇宙へ」を読んで、赤嶺さんの講演の感動がまざまざと蘇ったその本人です。
 赤嶺さんのアンテナの立て方って半端ないなあと。
 なずな赤嶺農場を訪ねましたが、ご本人は超多忙で不在、今日は無理とのことで、自然食品の店なずなや、野菜作りの圃場やジャンボタニシに除草を任す田んぼを見せていただきました。

 物販用の本棚に平積みされ、一番場所を取っているのがアナスタシアシリーズ。
 野菜圃場もいろいろ学ぶところはありましたが、水稲の天敵のように思われているジャンボタニシに除草をさせ、田植えから稲刈りまで一切除草手間なしの田んぼづくりをしているその発想と実践に舌を巻きました。
 やはり、達人!

やはり士!
 蒸し暑く不快指数うなぎのぼりの午後、目的の十時花園にお邪魔しました。
 しばらく待つと2シーターの軽トラックでやってきた十時さん、やはり士(サムライ)です。
 古代紫の圃場を見せて頂くことをはさんで、話は弾み弾んで気が付けば夕方5時前。

 凄い物語の末に01年から取り組むことになった古代紫、十時さんをその道に駆り立てた吉兆の料理人だった中川さんは、執念で紫蘇生の道を切り開いてきた方ですが、出雲とも深い縁を持った方でした。
 そして、その中川さんの同意のもと、01年以来初めて古代紫の種が旅立つことになったのです。
 それは、大分までご一緒した、祖父や父、そしてご先祖の思いを背負った柏木ご夫妻の深い思いと、十時さんの思いが同期したからでしょうね。
 その古代紫、他の野菜などもそうですが、キーワードは“土”、十時さんは、5年かけて樹木や雑草を土にし、それをベースにして栽培しているんですが、一番はその思いなのかなあ。


 その日の夕方、大分でも名物の首藤先生にご案内いただき、男池、自噴する炭酸水で食べるソーメンと“エノハ”の定食、最後は石畳と赤い提灯が大正ロマンを感じさせる湯平温泉の公衆浴場で温泉を堪能。
 何とも贅沢な夜が過ぎ、宿舎に帰ってお酒と話が弾むこと弾むこと。

コメント
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