小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内にある全ての天然記念物を巡ってみようと始めた天然記念物巡りの14ヶ所目は入生田のカゴノキを見に出かけた。小田原市内には26ヵ所の樹木の天然記念物が点在しているが入生田のカゴノキは駅からもっとも近い天然記念物で入生田駅のホームのすぐ近くにあった。小田原市入生田の入生田のカゴノキは入生田駅の近くに所在していて、国道1号に面している。カゴノキのほかにクスノキが数本あって全体的にはこんもりとした木立となっている。酒屋さんの駐車場の一角に階段が設けられていてカゴノキの根元まで行くことが出来るようになている。またカゴノキの近くには小さな祠があっては三浦三太夫の墓地として祭られているが、参拝者はあまりいないようで蜘蛛の巣だらけだった。入生田のカゴノキの前には神奈川県が設置したかながわの名木100選の案内板が立っている。かながわの名木100選の名称は「山田家のカゴノキ」で小田原市の天然記念物の名称と少し異なる。入生田のカゴノキは樹高約17mで樹齢は約300年。根元近くから幹が空洞になっているが枝ぶりは良くて青々とした葉が生い茂っている。小田原市の天然記念物に指定されたのは昭和56年3月30日。国道沿いから眺めると周囲のクスノキに埋没して目立たないが、近くで眺めると枝皮が鹿の子模様で綺麗な木だった。

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