2
昨日の夢では,最初は影のようにじっとしていたのに、その後動き出した。弟は図体がでかい。すぐ分かる。一時したらさかんに喋りかけて来る。そして手を出して、触れという。触ってみると温かかった。なあんだ、死んでなんかいないじゃないかと僕が言ったら、そうだと頷いた。そこで目が覚めた。
2
昨日の夢では,最初は影のようにじっとしていたのに、その後動き出した。弟は図体がでかい。すぐ分かる。一時したらさかんに喋りかけて来る。そして手を出して、触れという。触ってみると温かかった。なあんだ、死んでなんかいないじゃないかと僕が言ったら、そうだと頷いた。そこで目が覚めた。
1
この頃、3年前に死んだ弟が夢によく出て来る。頻繁といっていい。よく「弟よ、お前はいま何処で何しているんだ?」などと僕が気軽にちょくちょく質問をするものだから、それに答えているのかもしれない。そうであったら、悪い。引き止めて悪い。
夜になると家守が台所のガラス窓に張り付くようになった。嫌いじゃない、むしろかわいい。季節がどんどん動いて行っているようだ。
数匹が場争いをしていることもある。灯りに小さな虫が飛んでくるようだ。それを彼らはものの見事に一呑みする。硝子にぺたりと張り付いた腹と四股の吸盤が白い。明らかにまだ子供だなというのもいる。
お風呂に入っているとお風呂の窓にもやって来る。お風呂を済ます際に,消灯するのが躊躇われたりする。
彼らは昼間は土の中に潜んで暮らすらしい。さっきの農作業中に土の中から飛び出して来た蜥蜴さんも、もしかしたらそうだったのかもしれない。惰眠を貪っているだなんて揶揄したけれど。
老爺を知らされることが多くなった。力が衰えて行く。それが感じられる。ちょっとしたことでも。今まで出来ていたことが出来なくなっている。おやっと思う。第一、常に足元がふらついている。こういうふうにしてじわりじわりと瀬戸際まで追い詰められていくんだなあと思う。その都度、押しやられる。押し戻せない。つまり観念せざるを得ない。でもこれでいいんだとも思う。じわりじわり老化が進んで行く。心身ともに。
長々と生きて来たんだ。生かされてもらったんだ、今日まで。驕るまい。更なる贅沢を言うまい。老化に合わせて、こちらの欲望を小さくしていけばすむことだ、そんなふうに思いを転換させられる。ジタバタしても悪くはないが、まあ、できるだけ天の理法に素直に従おう。足るを知る、ふっとこの仏教用語が思い浮かんだ。
4
雨はまだ降っては来ない。どんよりしている。曇っている。これくらいが作業がしやすい。天気予報では、当地は雨の確率が50%になっている。施肥する有機肥料が僅かになった。これから園芸店に買いに行って来よう。戻って来たらまた農作業を続けることにする。際限がないけれど。
事件が起こった。事件とは言えないかも知れないが。細型プランターの土に新しい培養土を加えて、小さな農機具で混ぜ合わせていたら、蜥蜴さんがジャンプして飛び出して来た。いかにもジャンプという感じだった。まだ冬眠惰眠を貪っていたらしい。
3
もう一度ユリとミニ薔薇に防虫消毒をした。葵にも。虫との競争だ。青い虫、黒い虫、毛が長い虫、短い虫、デカい虫、ミリ単位の虫、いろんな虫が活動している。油断は出来ない。すぐに攻め入ってくる。新芽があっというまに食い荒らされてしまう。その他にもあれこれすることがある。2時間が経過した。休憩をすることにした。春の鳥のシジュウガラがよく鳴いている。あちこちで鳴いている。此処は楽しいところだというアピールをして来る。
2
毛虫がたかる雑木(名前を知らない)を根っこからノコギリを使って切り倒した。下腹に力を入れてノコギリを引いた。老爺の力ではなかなか巧く行かなかった。辛抱した。息が切れた。垣根がすっきりした。ついでに金木犀も剪定をした。あまりにも茂りすぎている。散髪をするようなものだろう。ときどきこれをしてやらないと。切った木の幹や枝葉は後で燃やせるように、小さくして一定の場所に運んで行った。
1
夜が明ける。目覚める。障子が白くなる。ともう、畑が呼んでいる。あっさり誘われる。気もそぞろである。朝ご飯をすませてすぐに外へ出た。蔓なし隠元豆の種蒔きを進めた。7個の細型プランターに蒔き付けた。有機石灰、有機肥料、化学肥料を混ぜ合わせて。もう種の袋の残りが少なくなった。次には夏場も食べられる小松菜の種蒔きをした。収穫の時期が来るのが待たれる。