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僕のペンネームの薬王華蔵の/薬王は/法華経に何度も登場する薬王菩薩の/その薬王/大好きな菩薩様の名/で/勝手に拝借させてもらった/良薬を授けて衆生済度をされる菩薩/薬上菩薩は/弟の菩薩/この兄弟は/われらが釈迦如来の脇侍である/
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僕のペンネームの薬王華蔵の/薬王は/法華経に何度も登場する薬王菩薩の/その薬王/大好きな菩薩様の名/で/勝手に拝借させてもらった/良薬を授けて衆生済度をされる菩薩/薬上菩薩は/弟の菩薩/この兄弟は/われらが釈迦如来の脇侍である/
僕の今朝の即興詩「青空」 薬王華蔵
久しぶりの青空/いいなあ/青空はいいなあ/見上げる空が青いというのは/いいなあ/空って空間なんだ/なんにも詰まっていない空間なんだ/なのに、青い/澄みきって青い/おおい。おおい、おおい/おおい、おおい、おおい/声が昇って/広がって/また戻って来た/青く/澄み切って/戻って来た/
へ、己を小さくすればよかったのであります。胃袋を小さくすればよかったのであります。喰っても喰ってもまだ喰う。不満足を喰う。とうとう満足を喰わない。最後まで満足を喰わない。無駄の己を大きく大きくしてしまう。
たった一行の詩を喰ってにっこり出来るものを、喰い散らす。仏陀の一行の偈を喰ってにっこり出来るものを、安らげるものを。尊大に構えて安らがない。ふてぶてしくふてぶてしくなる。そうして不遜智者を振る舞う。
安らぐことよりも、己を尊大に構える方を上善としている。愚かな!
一輪の薺(なずな)の花咲いてそこへ小さな風が来て二者がしばらく遊んでいる。仏の国はあるか。仏の国はあるのであります。往くべきお浄土はあるか。お浄土はあるのであります。わたしはわたしを小さくしてそこへ往くのであります。出来るだけ出来るだけ己を小さくして、そこに仏様をいっぱいにして、お浄土へ往くのであります。